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そこから、めめさんに全部 話した。
私たちが同じグループのシンメだったことも、
そのグループが解散したことも。
目「じゃあ、Aと瞳さんは元アイドル...?」
「そういうことになるな〜」
『もうだいぶ昔の話ですけど。』
それを聞き、ほっとした表情を浮かべるめめさん
目「じゃあ、僕のせいでバレたんじゃないって
ことですね。 良かったぁ...」
「まぁ、ウチも確信したのは
ついさっきなんやけどな」
やっぱりあれか...
『あの時に倒れ込んだのは、
私かどうか確かめるためってことか...』
「その通り〜」
ため息をつく私に、めめさんが驚いた表情で言う
目「あれでわかったんですか!?」
「あの方法で何回、二次会回避をしてきたことか...」
そう、アイドル時代から2人でやり続けていた
二次会の回避方法を私にやってきたのだ。
めめさんを助けるつもりでやっていると
自分に言い聞かせて、合わせたのだが...
考え事をしているとタクシーが目的地に到着する
「んじゃ、ここでおりるな〜」
『サラッと私もおろすのやめて貰えませんか?』
「んえ!? Aちゃんは酔っ払いを1人で
帰らせるんか!? コケてしまうかも
しれへんのに!?」
都合よく酔っ払いを演じるのは変わらないな...
目「あの、2人じゃないとできない話とかも
あると思うので、行ってあげたらどうですか...?」
「ほーら、目黒くんも言っとることやし、
泊まってきや?」
まるで通じあっているかのような
ファインプレーにかかり、私は瞳の家に
泊まることにした。
めめさんの乗ったタクシーを見送り、
タワーマンションの一室に入る。
「飲み直そか」
そう言って瞳はワインセラーから取り出した
スパークリングワインを持ってきた。
コルクの抜ける音が部屋に響く。
ワイングラスに注がれた炭酸の泡を眺める。
「んじゃ、乾杯」
私たちは今日2度目の乾杯をした。
喉を通る刺激が心地いい。
『明日、予定とかないの?
こんなに飲んで、響かない?』
「なぁに言ってんのさ、こちとら酒豪だっつーの」
『口調が変わってるよ。』
「いいじゃんか別に、あんたの前だったら
男らしくしたって大丈夫だって。」
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柚葉(プロフ) - コメントありがとうございます。褒めて頂きとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2023年3月24日 21時) (
レス) id: bea541effa (このIDを非表示/違反報告)
りんごチョコポップコーン(プロフ) - 初コメ失礼します！兄の代わりで…という作品はよく見ますが、妹の代わりというのは新鮮で、思わず開いてしまいました！お話もさくさく読めて、その様子がしっかり想像できました！更新、頑張ってください！ (2023年3月24日 19時) (レス) @page7 id: 61d7d12311 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚葉 | 作成日時：2023年3月22日 8時
