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「本日はインタビューよろしくお願いします。」
一同「よろしくお願いします。」
今日は5本の月刊誌の取材が入っている。
1日でこんなにインタビューを受けたのは初。
梨香子は相当スタッフさんと仲が良かったらしく
結構グイグイ距離を詰めてくる。
その中でも特に近いのが、
「梨香子ちゃ〜ん!!!
元気になってよかった〜!!」
メイク担当の田中さんという方。
梨香子から前もって話を聞いていなかったら
対応出来なかっただろう。
『たなっち〜!! もうね、元気いっぱい!!
今ならひーくんに腕相撲で勝てちゃうよ。』
即座に田中さんのテンションに合わせて返答。
梨香子がどれだけ他人の懐に入るのが
上手だったか痛感する。
そこからはアクセル全開で4誌の取材をこなし、
残るはあと1誌飲みに。
渡「梨香子、気をつけろよ。」
ぼそっとしょっぴーが私に声をかける。
あくまでも私が梨香子であるということが
分からないように。
気をつけるって、なにを気をつけろと...?
「はぁーい、ではぁ、
これからSnow Manさんのインタビューを
始めさせていただきますぅ」
なんだ、この女は...
言葉の母音が見えるほど伸ばす語尾、
ハイヒールに膝上のミニスカート、
極めつけは 見てくださいと言わんばかりに
強調された谷間。
こんな見るからにぶりっ子みたいな女
令和に存在するのか!?
メンバーがゴリゴリに引いているのが
目に見えてわかる。
若干名、明らかに胸を見ているが。
「ではぁ、目黒さんの日々のルーティーンとして
なにかされていらっしゃるんですかぁ?」
この女、
Snow Manのメンバーとあわよくば...
なんて思っているのがバレバレである。
私の男装アイドル時代の厄介オタクのほうが
数千倍マシだな。
「では、梨香子さんはなにかルーティーンなど
ありますか?」
私の質問になった途端に目の輝きが無くなる。
ここまで来るともはや、面白いな。
『起きた時と寝る時にストレッチをしてるんです。
あとは...』
「あっ、ストレッチですね〜。」
前言撤回。笑ってる場合じゃない。
どうやったら、一泡ふかせられるだろうか...
そう考えているうちにインタビューは終わり、
写真撮影に入る。
写真撮影中もきゃあきゃあと声を上げながら
メンバーを鑑賞する女とその隣にいる私。
うるさいと思っていた瞬間だった。
「危ないっ!!」
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柚葉(プロフ) - コメントありがとうございます。褒めて頂きとても嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2023年3月24日 21時) (
レス) id: bea541effa (このIDを非表示/違反報告)
りんごチョコポップコーン(プロフ) - 初コメ失礼します！兄の代わりで…という作品はよく見ますが、妹の代わりというのは新鮮で、思わず開いてしまいました！お話もさくさく読めて、その様子がしっかり想像できました！更新、頑張ってください！ (2023年3月24日 19時) (レス) @page7 id: 61d7d12311 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚葉 | 作成日時：2023年3月22日 8時
