【ディズニー】ふしぎな世界とふしぎな君【ジャックハート】 (ページ14)

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脱出ページ14

連れていかれたのは奇妙な裁判所。
私は被告人として中央に立っている。
前で私を見下ろす女王。左右にはトランプ。そしてジャックハートさんは証人達と私を見ている。

白兎「これより裁判を始める。被告人Aは城に忍び込み勝手に地下に・・・よって女王を怒らせた罪である！」

女王「この子は勝手に城に入ったのよ！有罪よ！！」

王「し、証人！うさぎと帽子屋！」

するとあのイカれたパーティーにいた2人組がお茶を飲みながら入ってきた。

帽子「んんー、私達はお茶を飲んでいただけだよ、誕生日じゃない日だからねぇ」

それから2人は女王を何でもない日で祝い始めたりひっちゃかめっちゃか・・・結局証人も私に関しては何も言わないし私はただジャックハートさんを信じる事しか出来なかった。とは言っても裏切られたという怒りもある。結局私は1人なのだと・・・

王女「よって、有罪！クビをお切りぃぃ！」

そう言うとトランプ達が私を囲った。このまま私は・・・

ジ「A！ポケットの中！」

いきなり叫び声が聞こえた。私はポケットに手を入れた。

中にはクッキーが入っていた。
私は迷わずそれを食べた。
自分の視界が高くなると同時に女王を見下ろしていた。

『今まで威張ってたくせに・・・あなた達もただのトランプでしょ？』

私は女王の前に行き怯える女王に言った。

『言わせてもらうけど、あなたは我がまま！それに乱暴で意地の悪い暴君・・・です』

言い終わった時には女王に見下されていた。自分の視界が低くなったのもわかる。

女王「ほう・・・もう一度言ってごらん？」

チェシャ「我がままで乱暴で意地の悪い暴君だってさ～」

いきなりチェシャ猫が現れると私の言葉を繰り返した。

女王「今すぐ首をはねよ！！」

トランプ達が一斉に襲いかかってきた。

ジ「さあ逃げるよ！」

私の手を引っ張ると走り出した。

城を抜けると空間が不安定になっていく。
その先には小さな扉。私はその扉を開けようとしたがびくともしない。

ジ「目を覚ましてごらん？ここはまかせてね。」

そう言うと彼は鎌を取り出してこう言った。

ジ「さようならA。」

そう言うと彼はトランプに向かって走り出した。

『ジャックハートさん！！』

叫んだ瞬間視界が暗くなって意識がなくなった

目が覚めたら病院にいた。