【ディズニー】ふしぎな世界とふしぎな君【ジャックハート】 (ページ13)

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裏切りページ13

「どうして君がここにいるのかな？」

聞き覚えのあるある声。独特の喋り方。

『あなたこそどうして此処に？ジャックハートさん』

私の腕を掴んでいる張本人。反対の手には大きな鎌のような物。

ジ「いや～だってここ俺の職場みたいなものだしw」

初めて聞いた、彼が自分の事を「俺」と言った。彼が鎌を持っている意味も分かった。

ジ「本当はここに来た人はクビをはねなきゃいけないんだけどな～、君を殺すわけにもいかないしな～」

『最初から全部知ってたんですね。首はねの事も私のことも』

ここでやっとメモの内容が理解できた。

ジ「逆に君は何も怪しまずについてきたんだよ？そのほうが不思議だ」

ジャックハートさんは私に鎌を突き出した。

ジ「君は本当に不思議で変わった子だね。普通ならここで叫んで泣き崩れるだろうに」

『私はもとの場所に帰らなきゃいけないの！だからこんな所で死ねない！』

私は彼に怒鳴った。

ジ「まあさっきも言ったと思うけど今ここで君を殺すわけには行かない。見逃してあげるから早く俺から逃げろ！」

彼は笑顔で言った。
私は彼の手を払い階段を登った。扉を開けるとトランプ達に囲まれていた。

女王「よくも勝手に城に入ってくれたね！クビをお切り！！」

王「まてまて！裁判なんてどうかね！？ちょっとしたやつ！」

女王「うーん・・・退屈しのぎにはいいだろう。裁判を始める！」

勝手に話が進む中、後ろにはジャックハートさんがいた。

ジ「今は女王の言いなりになっておきな？」

そう言うと私のポケットに何か入れた。

女王「ジャックハート！！裁判の準備をしなさい！！」

ジ「もちろんです！愛しの女王様」