Another story。yuzuru11 ページ48
ゆずるのため息と
呆れた声が聞こえる。
河「なんやねん、意味わからん。」
さすがに呆れるよね、
朝は拗ねて出て行って、
今度は家に押しかけて、
好き勝手。
もういい加減、
ゆずるだって、素直で可愛い子が
いいんじゃないかと。
「ごめん、、、」
でも、そう言えば、
ゆずるが歩み寄ってくれることも、
私は知ってる。
河「何かあった？
話聞くから、入り。」
「うん。」
玄関に入るゆずるの後ろ姿に、
たまらなくなって、
抱きついた。
河「えっ！？ちょ、何？」
「好き。」
河「いや、待って。」
「気の迷いじゃなくて、
勢いでも思いつきでもなくて、
ゆずるが好き。」
河「賢ちゃんとは、、？」
「賢ちゃんといても、
ゆずるのことばっかり考えてた。」
河「あんな好きやったのに。」
「人の気持ちは変わるねん。」
河「なんや、偉そうやな。笑」
「ゆずるの気持ちも、、
変わってしまった？？」
河「もしかして、さっき、
嫉妬したん？」
「うん、だって、家から、、」
河「なんもないで、
ちょっと必要な資料
届けてくれただけや。
俺は、お前以外、
１ミリも心動かんねんから。
変わるわけないやん。」
「じゃあさ、、
言って。」
くるっと、
こっちを向いて、笑う。
めっちゃニヤニヤを噛み殺してる。
河「大好きや。笑」
「私も。」
河「なんや、ずるいなぁ。笑」
「そんなことない。笑」
河「まぁ、ええわ。
俺はお前には勝てへんし。」
少し屈んで、
目線を合わせる。
河「もう、我慢せえへんで？」
頷くと、
深い大人のキスが降ってきた。
昨日めちゃくちゃ我慢したって、
言いながら、
私を抱くゆずるは、
今まで見たどの顔より
かっこよくて、
まだまだ知らないゆずるを
知ることになるんやって思ったら
ちょっと
くすぐったい気持ちになった。
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yuzu(プロフ) - みや☆(´ω`)さん» ありがとうございます！嬉しいです！！ 切なくて胸がぎゅうーっとなって、でも最後にはとびきりの幸せを！と思いながら描いてます！これからも読んで貰えると嬉しいです(^^ (2020年4月1日 22時) (
レス) id: 7a9763f30d (このIDを非表示/違反報告)
みや☆(´ω`) - 凄く面白かったです！！話の内容にあった章のタイトルがついていて、どんな気持ちなのか、どんな内容なのかが、想像できて読みやすく分かりやすかったです！！時々泣きながら見てしまう程、感情移入できる話でした。これからも頑張ってください！(文章変ですみません。) (2020年4月1日 2時) (レス) id: bf72236d5a (このIDを非表示/違反報告)
yuzu(プロフ) - ハンナさん» ありがとうございます！読み直し嬉しい(^^ 次作準備中なのでまた読んでください〜 (2020年3月25日 9時) (レス) id: 7a9763f30d (このIDを非表示/違反報告)
ハンナ(プロフ) - お疲れ様でした…とありがとうございました！名作仲間入りでございます もっかい読み直しまーす！ (2020年3月22日 1時) (レス) id: 9d1b7de85f (このIDを非表示/違反報告)
yuzu(プロフ) - まゆさん» わー、ありがとうございます！そう言っていただけると次作もがんばれます(^^ (2020年3月21日 21時) (レス) id: 7a9763f30d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuzu
| 作成日時：2020年3月3日 21時
