予感-Kenshiro-02 ページ50
川「はい、お土産。」
「え？私？」
川「うん、どこいこしてきたから。」
いつもの柔らかい口調でそう言う。
「ありがとうございます！」
川「ほな、帰るわ。」
「この為に来てくれはったんですか？」
川「いやちょっと忘れ物して。」
「なるほど、お疲れさまです。」
そう去って行った後、
ゆず兄も一緒に渡されたお土産を凝視する。
河「開けへんの？」
「開けますけど、、」
一向に視線を逸らさないゆず兄の前で
袋を開けた。
「かわいい、、」
小さい袋に入ってたピアス。
河「追いかけたら？」
「え？」
河「賢ちゃんがこんなん渡す意味なんて
どう考えてもひとつしかないやん。
珍しく牽制されたわ。」
「なんの話ですか？」
河「アホなん？」
「へ？」
河「賢ちゃん、さっきの話、
聞いてたに決まってるやん。
焦って入ってきたくせに、、、」
「ゆず兄、、さっき、」
河「俺のことはええから、早よ行き。」
ゆず兄に言われるがままに、
追いかけて慌ててエレベーターでピアスをつけた。
劇場出て、
後ろ姿を見つけて手を伸ばした。
-収録合間-
Kenshiro side
水「あれ、それ買うの？」
川「ぁあ、ちょっとな。」
水「Aやろ？」
川「、、着いて来たそうやったしな。」
水「わかってるくせに。
いい加減なんとかしたったら？」
川「なにがや。あいつは俺のこと
お兄ちゃんくらいにしか思てへんよ。」
水「河井が、そろそろ本気出すかもなぁ」
川「え？？」
水「賢志郎、、
取られても知らんで。」
この後、まだ劇場おるかな、、
——————————————————
こんばんは。
作者のyuzuです。
ご挨拶は控える予定でしたが
少しだけ気持ちが変わりましたので
ご報告です。
休止しようと決めてから、
この短編集を描きあげるまで随分と
時間が経ってしまって、
それは現実的に時間が取れなかったからなのですが、
その間にもお気に入り登録通知が来て、
ぁあ、誰がが読んでくださってるんだなぁと
嬉しくなりました。
そこから、
短編集だけは、描きたくなった時、
時間ができた時に続けていこうかなと
思うようになりました。
ここまでご愛読いただいたみなさま、
本当にありがとうございます。
これからも細々と続けていくので
暖かく見守っていただけると幸いです。
最後の短編は、
なんとなくつづく、、という雰囲気の
お話にしてみました。
相変わらず、河井川西が好きな私です。
では、また、そのうち。
2021.9.17
yuzu
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←予感-Kenshiro-01
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 336人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「芸人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
yuzu(プロフ) - ナミさん» お久しぶりです♫コメントありがとうございます〜堂前さんによってまた制作意欲が掻き立てられています。笑 また絶対描きたい方です(^ ^) (2021年9月20日 15時) (
レス) id: 7a9763f30d (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - お久しぶりですー！堂前さん素敵でした…！人に執着無さそうだから、いざという時の強引さにキュンで、妄想爆発してました笑 (2021年9月19日 18時) (レス) id: 2634a4fbf5 (このIDを非表示/違反報告)
yuzu(プロフ) - あすさん» ありがとうございます！気に入っていただけてよかったです〜 (2021年5月2日 23時) (レス) id: 7a9763f30d (このIDを非表示/違反報告)
あす - リクエスト応えて頂きありがとうございます。めちゃくちゃ気に入りました！ (2021年4月27日 1時) (レス) id: 14b7e1c0b8 (このIDを非表示/違反報告)
yuzu(プロフ) - 幸さん» 読んでいただきありがとうございます！もういっそ長篇にしようかと思ったくらい楽しかったです〜またラニー描きたいと思いますので覗いてくださいね(^ ^ 素敵な設定ありがとうございました〜 (2021年4月14日 21時) (レス) id: 7a9763f30d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yuzu
| 作成日時：2021年3月15日 22時
