嫌。-Masaki-04 ページ39
リリー「ちょっと俺に時間ちょうだい。」
洲崎の方を見ると困ったように笑う。
洲「泣かさへんのやったら、はい。」
「え。」
リリー「ごめんな、洲崎。ありがとう。」
私の手を繋いで歩き出すリリーさん。
何が起きたのかわからんまま、
家まで連れて来られた。
リリーさんの家。
ここにいろんな女の子あげてんのかと
思うと急に怖くなってくる。
「リリーさん、私、」
リリー「ごめんな、
ちょっと何も聞かずにここ座っとって。」
優しくそう言われて、恐る恐る座る。
リリーさんの手の感触がまだ残ってて、
それが嬉しくて困る。
ふいに私の前に跪く。
「リリーさ」
リリー「しっ。」
口に手を当てて、私の声を遮る。
じっと目があって、
こんな時間、また諦められんくなる。
もう諦めようと思ったのに。
リリー「知っとる？」
？
首を傾げるとふっと笑う。
リリー「俺な、嫌やわ。嫌やったわ。
Aが洲崎に触れられんの。」
「なんでですか？」
リリー「好きなんやろな。」
「え？」
リリー「Aは？
俺のこと好きちゃう？」
「、、すきです。」
その言葉に少しだけほっとしたように、
私を引き寄せた。
リリー「俺が泣かしとったん？」
「、、ずっと好きで、
リリーさんが他の人といるの見るの
しんどかったです。」
リリー「他の男の前で泣かんで。
もう泣かさんから。」
そう優しく言われて、涙腺が緩んだ。
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yuzu(プロフ) - ナミさん» お久しぶりです♫コメントありがとうございます〜堂前さんによってまた制作意欲が掻き立てられています。笑 また絶対描きたい方です(^ ^) (2021年9月20日 15時) (
レス) id: 7a9763f30d (このIDを非表示/違反報告)
ナミ(プロフ) - お久しぶりですー！堂前さん素敵でした…！人に執着無さそうだから、いざという時の強引さにキュンで、妄想爆発してました笑 (2021年9月19日 18時) (レス) id: 2634a4fbf5 (このIDを非表示/違反報告)
yuzu(プロフ) - あすさん» ありがとうございます！気に入っていただけてよかったです〜 (2021年5月2日 23時) (レス) id: 7a9763f30d (このIDを非表示/違反報告)
あす - リクエスト応えて頂きありがとうございます。めちゃくちゃ気に入りました！ (2021年4月27日 1時) (レス) id: 14b7e1c0b8 (このIDを非表示/違反報告)
yuzu(プロフ) - 幸さん» 読んでいただきありがとうございます！もういっそ長篇にしようかと思ったくらい楽しかったです〜またラニー描きたいと思いますので覗いてくださいね(^ ^ 素敵な設定ありがとうございました〜 (2021年4月14日 21時) (レス) id: 7a9763f30d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuzu
| 作成日時：2021年3月15日 22時
