7話もハイテンション わさび餅 ページ10
凛が喧嘩を始めた。
…口喧嘩だけど!?
「ねぇ君!やきうしようよ!!」
「え!?なんで急に野球!?えーでもぉ、私野球とかぁ…って言うと思ったか!!」
「なんだこいつ」
「ぐはぁ」
妙に突き刺さった一松のツッコミ。
「分かってないねんな〜一松にいさん!」
「ほんまやぁ〜」
「何このノリ」
十四松はにっこり天使の微笑みをした。
「君がボールで、おれがバッターだよ?」
こ…
「こええええええ!!!」
バットを振り回し始めた十四松。
避けながら、凛の方を見る。
「あーもーうるせぇー!!!!!」
凛が叫び、ピンク…トド松に殴りかかる。
拳はトド松の頬をかすった。
トド松も負けてない。
蹴りを繰り出し、それを凛がギリギリで避ける。
「あっれぇ?空ぶってますけどぉ?ほっぺですけどぉ?」
「君の蹴りこそ避けましたけどぉ?」
「「あーうざい!!!」」
…口喧嘩なおも健在。
凛とトド松も強さは互角。
正直驚いた。
凛はああ見えて喧嘩がくそ強い。
それと渡り合えること自体がすごいのだ。
ものすごい早さで口喧嘩、それから殴り合いをしている二人。
私もなんとか二人しのいでいるが、もうそろそろ限界だ。
ガリッ
一松の爪が私の首を引っ掻く。
「いだっ!」
一度距離をおき、息を整えながら、ある疑問が浮かんだ。
「君らさ、他校とも喧嘩してるんでしょ?」
「あ?いきなりなんだよ」
「まぁまぁ!で、喧嘩界トップ3の学校って知ってる?」
そう聞くと、一松の耳がピクリと動き、十四松も反応した。
「君らその学校の人倒したの?あ、もちろんナンバーワンの人ね!」
「…いや。そいつらを倒すために、俺達は毎日喧嘩してるんだ。文句ある」
「いやいや、文句はないよ!!でも君らの腕ならいけるんじゃないの?」
そう思ったから、率直に言った。
一松は目線を少しずらし、呟いた。
「トップ3のやつらは俺らとはけた違いに強い。勝てるわけねぇだろ」
「うっそだぁ。…あ!!」
…いいこと思い付いちゃった。
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作者名:わさび餅 x他1人 | 作者ホームページ:( ˇωˇ )
作成日時:2017年2月9日 20時