1話 わさび餅 ページ4
「おっはよー!!!」
教室の扉を勢いよくあける。
「おはよう愛華」
そう答えるのは私の友達、凛。
一見しっかりと制服を着ているし、普通に優等生!
…でも実は不良生徒なんだな、これが。
「お!今日凛は日直ですかー!」
「うん。ほんと、かったりぃ(ボソ」
日誌を書いている凛の手元を見ていたら、隣の女子の話し声が聞こえてきた。
「ねぇ聞いた?松野君たち…」
「聞いた聞いた!あれでしょ?入学してすぐに先輩に絡まれて、逆に返り討ちにしたって…」
「それだけじゃなくて、この学校だけじゃつまんないって、他の学校の人とも喧嘩してるって…」
「マジ!?やばww」
私の耳がピクリと動いた。
松野…兄弟がたくさんいる…
てか、六つ子。
怪奇現象かよwwって思ったけど、
本当に同じ顔だった。
ちなみに私のクラスには3人いる。
松野 チョロ松、一松、十四松。
チョロ松はツッコミの切れが素晴らしい。
一松は卑屈。
十四松は…狂人。
って聞いた。
喧嘩が強いらしくて
私も…いや、私達も目をつけていた。
「愛華、楽しそうだね」
「んー?いやいや、そんなことないよ!」
「戦ってみたくてしゃーないんでしょ?」
凛がにこりとしながら言う。
「バレたか〜!!」
強い奴と戦ってみたい。
ずっとずっと思ってきた。
何年も前から。
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作者名:わさび餅 x他1人 | 作者ホームページ:( ˇωˇ )
作成日時:2017年2月9日 20時