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第7話 ページ9

私はお父さんと、お母さんと、私の

3人で暮らしていた。

お父さんは、鬼殺隊に入っていたけど、強くは無かったみたい。

だけど、人に教えることに適正を持っていた。

私が生まれる少し前までは、鬼殺隊の人に教えることもしていたみたいだけど、

私が生まれてからは、私だけに集中して教えるようになった。

私は今3歳だけど、同年代より強いのは当たり前。

自分で言うのもあれだけど、かなり強い。





その日はいつもと変わらない日だった。

鍛錬したり、手伝いをしたり、お話をしたり。

夜になって、私が隣の部屋で寝ているときに、鬼が入ってきた。

父「A!刀を持って逃げろ!」

母「Aー!鬼から逃げなさい!」

お父さんとお母さんが叫んでいた。とてもめずらしいことだ。

私は隣の部屋の惨状を見てしまった。

お父さんはお母さんを守りながら戦っていた。

お父さんもお母さんも血塗れになってた。

私は二人に言われた通りに逃げた。

お母さんの羽織と、お父さんが昔使ってた刀を持って。

全力で逃げた。


そして、次の日

私は早朝に家に帰った。

朝日が昇るのと同時に家についた。

鬼は、ちょうど首を切られ、灰になっていた。

お父さんは二刀流だったみたいだからもう一つの刀を使ったのだろう。

『お父さん!お母さん!』

父「A……父さんたちはもうだめだ…。」

母「ごめんね…でもAを守れて良かったわ…」

『嫌だ…嫌だよぉ…お母さん…お父さん…!!』

父「A。これも、自然からの定、めなんだ。」

母「大丈、夫…。Aには自然の呼、吸があるわ。自信を持、って。」

お父さんもお母さんも喋るのがつらそうになってきた。

父母「笑って。A。」

私は涙を止めようとしたが、止まらなかった。

だけど、笑った。

『どう…わ、私、笑えてるかなぁ…』

父「父さん、も母さ、んもAの笑った顔が、好きだからな。」

母「空からだけど、ちゃんと、Aのことを見てるからね。」

そのまま、お父さんもお母さんも息を引き取った。

あそこで私が戦っていれば…

そうして私は決めた。

このことは父の希望でもあった。

自然の呼吸。これは私が作った呼吸だ。

父の使っていた、水の呼吸からの派生だ。

お父さんが強いと言ってくれた、

お母さんが綺麗だと言ってくれた、

この自然の呼吸を使って……

多くの人を守り、助けるんだ!と…


私は大粒の涙を流したまま誓った。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 愛され , チート・救済   
作品ジャンル:アニメ
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尊い - 続きが速く見たいです (2022年3月30日 20時) (レス) @page11 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
みかんPeace(プロフ) - むむさん» ありがとうございます。ちゃんと更新できるように頑張ります! (2021年8月30日 7時) (レス) id: 752e76d1a4 (このIDを非表示/違反報告)
むむ - 凄くいいお話ですね!!主さん頑張ってください!! (2021年8月26日 17時) (レス) id: c6f977ccbc (このIDを非表示/違反報告)
みかんPeace(プロフ) - *柑橘類*さん» ありがとうございます。見ていて下さって嬉しいです。これからもよろしくおねがいします。 (2021年7月9日 22時) (レス) id: 752e76d1a4 (このIDを非表示/違反報告)
*柑橘類*(プロフ) - リメイク前から読まさせていただいています!とっても好きです!更新、ゆっくりでいいので頑張ってください! (2021年7月9日 18時) (レス) id: dcab7e85b3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グレープフルーツ | 作成日時:2021年7月9日 7時

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