新たな任務 ページ6
朝日side
役員「おかえりー。朝日ちゃん。そいつが審神者？」
朝日「そう。見たらわかるでしょ」
役員「オーケーオーケー。処分は任せて」
朝日「私はこれからこいつの本丸の刀剣たちにこれからどうするか聞いてくる」
役員「行ってらっしゃーい」
蜂須賀「この本丸の初期刀として礼を言う。この本丸の皆を救ってくれて、ありがとう」
朝日「別に。仕事をしただけ。今からの君たちに二つの選択肢がある。一つ、刀解。二つ、政府の刀剣として働く。私みたいに」
一期「え、」
朝日「自分の意思で選べ」
全員刀解を望んだ。
やはり、人間に対する嫌悪感を拭えないらしい。
歌仙「君が来てくれて助かったよ。でなければまた誰かが折られていたかもしれないからね」
朝日「また？」
歌仙「堀川国広を守って和泉守が折られてしまってね」
朝日「・・・それは、嫌悪感を拭えなくなるわけだ」
歌仙「君の本丸では、どうだったんだい」
朝日「・・・」
歌仙「不躾な質問ですまない。これは僕の興味本意だ。答えたくなければ、答えなくていい」
朝日「私は、君たち刀剣男士と審神者に対する嫌悪感が未だに拭いきれないよ」
歌仙「え？」
朝日「時間だ。歌仙兼定」
歌仙は桜吹雪に飲まれて、見えなくなり、刀だけが残った。
さてと、三日月たちが行った本丸に私も向かうとするか。
本丸に着くと、太鼓鐘が門で待っていた。
太鼓鐘「お、来た来た」
朝日「ごめん。遅れて」
太鼓鐘「大丈夫。ところでさ、この本丸、ちょっと厄介なことになってんだよ」
朝日「厄介？」
太鼓鐘「実は」
太鼓鐘によると、一部の刀剣男士が見習いの術により、見習いを主と思い込んでいるらしい。
無理に術を解くとそのまま記憶を失う可能性があるらしい。
この本丸の審神者は、離れにまで追いやられたそうだ。
危険を察知した初期刀と記憶の残っている刀剣たちの判断だそうだ。
太鼓鐘「この本丸の状況、俺がいた本丸の状況に凄く似てんだよ。だからどうしたらいいか、俺が一番わかってる」
朝日「中にいなくて良かったの？」
太鼓鐘「三日月に無理するなって言われて朝日を待つことになってたんだよ」
朝日「そう。で、こういう本丸はどうしたらいいの？」
太鼓鐘「簡単だ。術者を殺ること。それしか解決方法がない。無理に術を解くことも出来るけど、オススメしない」
朝日「何で？」
太鼓鐘「無理に術を解くとそのまま記憶を失う。それに、刀剣が折れる場合もある。俺の本丸はその術のせいで皆折れた」
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作者名：兼さんの耳飾り | 作者ホームページ：http://yuzunoki
作成日時：2023年3月29日 19時
