ブラック本丸潰しの朝日さん (ページ39)

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いちと大将組ページ39

主side
朝日が任務に行ってニ週間。
連絡はつかず、不安な日々を送っています。
今までどんなに任務が長引いても、一週間くらいで帰ってきていたし、三日に一回くらいは連絡をくれていた朝日。
それなのに連絡がないだなんて・・・。
一期「主、やはり政府に直談判しに行きましょう」
主「いち・・・」
厚「やっぱり心配なんだよ」
信濃「五虎退なんて、毎日泣いてる」
なのくんも不安そう・・・。
薬研「直談判じゃなくても良い。政府のやつらから話を聞きたいだけなんだ」
後藤「頼む。大将」
頭を下げるごとーくん。
主「取り敢えず、電話してみます」
ここ最近毎日かけてる。
そのせいか、適当にあしらわれるようになってきた。
今回は本丸担当の役人さんに繋がると良いんだけど・・・。
役人「もしもーし。こちら政府でーす」
違った・・・。
取り敢えず、スピーカーに切り替える。
一期「××本丸の者です」
役人「あぁ！あの朝日ちゃんが所属してる本丸ね！」
信濃「朝日姉を知ってるの？」
役人「勿論っすよ！自分、政府直属第一部隊の面倒見てるんで」
薬研「教えてくれ。朝日姉は今どんな任務についてるんだ」
役人「・・・」
厚「答えられねぇのかよ」
役人「これ、誰にも言わないでくださいね」
と、前置きをして声を落とし話始める役人さん。
役人「実は、あちら線と呼ばれる世界と、自分達がいる世界が交わったんです。その調査に赴いてもらいました。こんのすけをつけたのですが、転送できませんでした。・・・これは自分の憶測なんすけど、あちら線と自分達のいる世界、時間の流れが違うのかもしれません」
薬研「俺たちのいる世界の一日が終わっても、あちらは終わっていないというとこか？」
役人「おそらくは。時々、レーダーが動くんすけどまだあちらの日付が変わってないんです」
主「そんな・・・」
役人「新しい情報が入り次第お伝えします」
後藤「良いのか？」
役人「勿論っすよ！あの無愛想な朝日ちゃんがこれだけ心配されて可愛がられてるんすよ。早く帰ってほしいじゃないっすか！」
一期「大切な妹です。当たり前でしょう」
役人「どこの一期も変わんないっすねー。それじゃ、失礼しまーす」
電話が切れる。
それでも不安は拭えない。
厚「大将、朝日姉は生きてる。だって、あの役人、折れたなんて言わなかっただろ？」
後藤「そうだぜ。信じて待とうぜ」
主「そうですね」
うちの大将組といちはとっても頼もしいも思いました。