検索窓
今日:17 hit、昨日:44 hit、合計:13,529 hit

あちら線 ページ30

朝日side
政府の部隊に緊急召集がかけられた。
朝日「嫌な予感がする・・・」
日向「なんだか、皆心なしかピリピリしてるね」
蛍丸「はぁ・・・。雰囲気重いなー」
太鼓鐘「緊急召集ってことはヤバい何かがあったんだろ」
??「よっ。浮かない顔だな」
朝日「鶴丸・・・」
鶴丸「今回の緊急召集、噂で聞いたんだが、あちら線と交わったらしい」
朝日「なっ!」
太鼓鐘「あちら線って?」
鶴丸「この世界は無数の分岐点から成る。ただただ無数にという訳ではなく、主に二つの本線がある。そこから歴史が分岐しているんだ。そしてひとつの本線はここ、俺たちがいる世界。もう一つがあちら線。尤も他に呼びようがないからそう呼んでいるだけだが」
朝日「今まであちら線と交わることはなかったのに」
鶴丸「時間の流れがおかしくなっているのか、それとも・・・」
??「それ以上の詮索は不要であろう」
太鼓鐘「三日月」
三日月「そろそろ始まるみたいだぞ」

役人「刀剣男士の皆様方、本日はお集まりいただきますありがとうございます。本緊急召集会議は、あちら線に出陣するための会議となっております」
ざわっと一気に騒がしくなった。
あちら線に出陣なんて出来るの?
鶴丸「ほぉ」
まずい。白い爺の目が輝いている。
役人「尚、あちら線に出陣した場合、こちら線に帰れない場合があります」
ただ、それについては誰も、何も感じていないようだった。
当たり前だ。
政府の刀たちは主に、ブラック本丸や襲撃された本丸、乗っ取られた本丸の出だ。
主などいない。
そんな刀たちは元々帰らなくてもいいのだ。
政府もそう判断したんだろう。
役人「希望する方がいらっしゃれば、優先して行っていただけます。尚、出陣できる方は極の方のみです」
帰す気があるのかないのか・・・。
鶴丸「俺が行こう」
言うと思った。
役人「所属を」
鶴丸「政府直属第二部隊隊長、鶴丸国永だ」
加州「俺も行く。政府直属第一部隊隊員、加州清光でーす」
太鼓鐘「俺も行くぜ!政府直属第一部隊隊員、太鼓鐘貞宗だ」
蛍丸「俺も行きたい。政府直属第一部隊隊員、蛍丸だよ」
御手杵「俺も行くか。政府直属第二部隊隊員、御手杵だ」
皆行く気満々・・・。
あちら線の脅威は計り知れない。
もしかしたら、少年や楢葉の身に危険が及ぶかもしれない。
だったら、行くしかないよね。
朝日「私も行く。政府直属第一部隊隊員、朝日藤四郎」

電話→←歩み始める



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
63人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:兼さんの耳飾り | 作者ホームページ:http://yuzunoki  
作成日時:2023年3月29日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。