ブラック本丸潰しの朝日さん (ページ23)

今日:30 hit、昨日:27 hit、合計:13,498 hit

堀川国広の選択肢　弐ページ23

加州side
堀川「僕は・・・、刀解がいい」
山姥切「兄弟！！」
堀川「ごめんね。わかってほしいんだ。もう皆を危険にさらしたくない」
でもそれは審神者が納得しないと出来ない。
刀解は顕現した主でないと出来ない。
朝日「・・・堀川」
堀川「はい」
朝日「本当にそれでいいの？貴方には、生きていてほしいと望んでいる主がいる。そしてその主も貴方に生きていてほしいと思ってる。その思いを裏切るの？」
堀川「・・・」
朝日「きみは生きることを望まれている。審神者さん、どうしても堀川に生きていてほしいなら命令すればいい。生きろって。そしたら彼も生きれる」
審神者「・・・堀川、生きなさい。これは主命です。政府の刀になってもいい。生きなさい」
堀川「はい！」
朝日はいつも首から下げている御守りをそっと触っていた。

審神者「元気でね、堀川。また会おう」
堀川「はい。主さんもお元気で」
堀川をつれて政府に帰る。
堀川「朝日さん、ありがとうございます。主さんに命令しろって言ってくれて。・・・本当は僕、生きたかったんです。でも僕が生きていたら皆の迷惑になる。だから言えなかったんです」
朝日「別に」
加州「照れてやーんの」
朝日「照れてないっ！」
蛍丸「堀川はえーと、何処に行けばいいんだっけ？」
朝日「政府管理棟五階」
蛍丸「俺つれてくよー」
日向「僕も行くよ」
蛍丸と日向が堀川をつれていく。
三日月「ふむ。茶でも飲むか」
朝日「下の喫茶店で何か飲もうか」
加州「何か奢ってよ隊長」
三日月「良いだろう。特別だぞ」
加州「やったー」

朝日「あ、第二部隊だ」
鶴丸「よっ！三振りだけか？」
政府直属第二部隊がいた。
政府直属第二部隊は、隊長鶴丸国永。
隊員謙信景光、宗三左文字、一期一振、御手杵、岩融の六振りで編成されている。
一期「一緒に飲みませんか？」
三日月「そうだな」
そう言って同じテーブルに座る。
朝日「皆は任務帰り？」
鶴丸「ああ」
宗三「ブラック本丸を一つ潰してきました」
朝日「お疲れ」
謙信「御手杵があばれるからたいへんだったのだぞ」
何があったか察しがついた。
俺たち政府の刀は大体乗っ取られた本丸や襲撃された本丸出身だ。
暴れるとなったら元いた本丸と重ねたとかそこら辺だろう。
御手杵「悪かったってぇ～」
岩融「まぁ丸く収まったのだ。今さら掘り返すこともなかろう」
誰かの端末の着信音が鳴る。
朝日「私だ。ちょっと出てくるね」
朝日は外に出ていった。