手掛かり ページ18
朝日side
三日月「準備はいいか?」
加州「勿論」
日向「早く行こう」
みんな抜刀してる。
何故なら、転送された瞬間から戦闘開始なのだから。
あっちで抜刀してる暇なんてない。
役員が私たちを転送する。
目を開けると、そこには・・・
刀剣男士と戦う刀剣男士がいた。
三日月「これは一体・・・」
日向「どういうこと?」
加州「え、何。謀叛って事?」
蛍丸「これじゃ、手を出せないよ」
太鼓鐘「どうする?三日月」
・・・彼奴らだ。
私の本丸を襲った彼奴らだ。
視界が真っ赤になる。
加州「朝日!?」
三日月「待て朝日!」
朝日「あぁ。今日は本当に、良い日だなぁ」
近くで交戦していた明石を助ける。
明石「助かりましたわ」
朝日「ここの本丸の刀集めて離れといて。襲撃してきた奴等と混ざって皆が手を出せない」
明石「わかりました。ほら、行くで」
そう言って近くにいた刀と離れていく。
今剣「あ!あのほんまるの朝日ですね!もう、どこにいってたんですか」
あぁ。ダメだ。落ち着け。
歌仙「きみの本丸の主は元気にしているかい?」
どの口が言うか。
徐々に冷たくなっていく主の体。
忘れられない。忘れられるわけがない。
岩融「だが、政府の刀が来たようだ。撤退せねばなるまい」
朝日「させっかよ」
からくりを使って帰還しようとする刀たち。
誰か一振りだけでも良い。
誰か一振りだけでも捕まえられれば、私の本丸の居場所がわかる。
辺りに桜吹雪が舞う。
岩融「っ!今剣!!」
今剣の手を斬って帰還を阻止する。
今剣を残し、刀たちは消えた。
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作者名:兼さんの耳飾り | 作者ホームページ:http://yuzunoki
作成日時:2023年3月29日 19時