・ ページ33
ゆっくり目を開ける
冷えピタごと頭を強めになでられる
忠 義「何で？す ばるくん？」
信 五「す ばる？お前が体調悪そうなんかお見通しや、何年看護師と兄弟やっとる思っとんねん」
涙が出そうなのを堪える
信 五「38.5℃。まあ、明日ことは明日考えるとして、水分とれ」
忠 義「いつ測ったの？」
信 五「まだお前が寝てる時、どっちにしろ今日はここで寝るつもりやったから気にすんな」
持ってきてくれた飲み物と薬を飲む
信 五「まったく、だから傘持って行きって言うたんや」
忠 義「信兄ちゃん、小言も明日聞くから」
信 五「あ〜うん、そうやな」
忠 義「信ちゃんの手、おかんみたいや。あんまり覚えてないけど、俺が熱出した時に知ってる手は、ばあちゃんのしわくちゃの手とこの手やね」
信 五「どうしたん？めずらしいな」
忠 義「ごめん、ちょっと・・・」
俺は布団を頭からかぶり涙がこぼれた
優しく頭をなでられ、隣の布団に横になった
忠 義「俺、おかんのことあんまり覚えてない」
信 五「す ばるのことや他の兄弟のこともあったから、忠 義はばあちゃんに育てられたもんやからな」
忠 義「ばあちゃんと兄ちゃんたちにやろ？」
信 五「そう、やな。俺は体だけは丈夫やったから熱とか滅多に出さんかったけど、おかんにこうやって看病されて、何より二人っきりって嬉しかったな」
忠 義「そっか、そうだね」
信 五「おかんの手みたいか。なんか、一番嬉しいわ、ありがとうな」
信ちゃんを見ると顔を手で覆って、声が少し震えていた
気がつかないふりをして寝た
次の日、熱は下がっており、裕兄や亮ちゃんに小言を言われるかと思ったけど何も無かった
信ちゃんを見るとシーと内緒にしてくれたみたいや
忠 義「亮ちゃん、今日も夕方から雨みたいやで」
亮「え〜、まあ良いか、少し濡れてもバイクで行こ」
忠 義「風邪ひくで、あっ傘借りてくね〜」
信 五「あっ、俺の傘。まったく、いってらっしゃい」
リハビリ 隆 平の場合2（リクエスト＋）→←強がり（リクエスト）
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆずレモン(プロフ) - まみいさん» 感想ありがとうございます。すごく嬉しいです。O型組の言葉じゃない甘えを表現したかったです。そして丸ちゃんは酔っててあまり覚えてないっていう。少し長くなってしまいましたが喜んでいただけたら良かったです。またリクエストお願いします。 (2018年7月28日 9時) (
レス) id: 5dbae63130 (このIDを非表示/違反報告)
まみい(プロフ) - ありがとうございました。マルちゃんが仕切ってるのが新鮮で面白かったでさ。またリクエストさせて頂きます。 (2018年7月28日 1時) (レス) id: 9e210042d2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずレモン(プロフ) - ONEさん» リクエストありがとうございます。了解しました (2018年7月24日 8時) (レス) id: 5dbae63130 (このIDを非表示/違反報告)
ONE - リクエストです！大倉くんが数日間高熱で苦しんで、精神的にも弱くなってしまい昔のように素直に兄たちに甘えていて、治った瞬間にいつも通りになってしまい寂しがる兄たちがみたいです！お願いします！ (2018年7月23日 23時) (レス) id: 9ea7f84e40 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずレモン(プロフ) - まみいさん» リクエストありがとうございます。わかりました (2018年7月22日 9時) (レス) id: 5dbae63130 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆずレモン | 作成日時：2018年7月5日 18時
