虹色家族

台風の日 ページ19

章 大「もしもし、裕兄。わかった、亮〜。裕兄から電話」

裕兄の指示で二人で俺の部屋で話をする

今は夕方、日本に大型の台風上陸中

そして、運悪く裕兄は仕事で出張中

隆兄は夜勤

信ちゃんは台風の影響で事故があり帰りは遅くなるみたい

つまり家には、す ばるくんと俺と亮と忠 義

裕「すまん。交通マヒして帰れそうにない。大丈夫か？」

章 大「大丈夫。問題なし」

亮「俺らもう子供じゃないしな」

裕「うん。頼りにしてる。もし、停電になった時用にす ばるのボンベの方の酸素の準備しといてや。」

亮「もう確認したよ」

裕「それから、低気圧で忠 義の方が体調悪くなるから」

章 大「もう薬飲んで、二人一緒に落ち着いてゲームしてるよ」

裕「章 大は滑るし、危ないから外には出るなよ。」

章 大「出ないよ。」

裕「うん。じゃあよろしく頼むな」

亮「裕兄。俺は？」

裕「亮？」

亮「俺には、心配ないの？」

裕「・・・けんかすんなよ。じゃあまた連絡する」

亮「あっ、ちょっと。なんやねん、けんかせんわ。俺だけ子供か」

リビングに戻る

す ばる「裕から？心配性やからな」

忠 義「こんな台風。俺ら大人なのに」

亮「お前はまだ子供やけどな」

忠 義「なんやねん。亮ちゃんより背はデカイけどな」

亮「背だけな、未成年。後、態度もデカイで」

す ばる「けんかすな、いつもけんかすな言うてるやろ」

章 大「本当に、ご飯にしよや」

四人でご飯を食べる

す ばる「忠 義。頭、痛いんやろ。無理すんなよ。」

忠 義「やっぱり天気悪いとあかんな。」

章 大「残しても良いよ」

忠 義「いや、食べるよ」

亮「・・・後で吐いてもいかんから止めとけ。落ち着いてお腹すいたらなんか作ってやるから」

忠 義「・・・わかった」

す ばる「なんか亮が医者みたいやし兄貴らしいな」

亮「す ばるくんひどい。これでも医者の卵ですし、兄ちゃんですよ〜」

皆で笑った

後片付けをし、四人で過ごす

章 大「停電とかなるかな」

亮「何でワクワクしてんの。停電になってもビックリせんといてよ」

す ばる「大丈夫や。なるって思っとるから」

風が強く吹く中、ゲームをして過ごす

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