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大毅
まぁまぁしんどいけど、寝込むほどやないし。
熱がそこそこ出てて、
淳太もマネも心配してくれたけど、
だるいな、とか
頭痛いな、とか
ほんまにそのくらいやってん。
マ「 …さん、重岡さん、！」
「 うん、うん、わかっとる、聞こえてる」
いきなりマネの声が頭に入ってきて、
あわてて適当に口を動かす。
マ「 嘘つかないでいいです。
楽屋出るよ、立てますか？」
どうやら、今日のスケジュール、全部終わったらしい。
「 … たてる、ごめん、」
至るところがふわふわ、ぞわぞわしとって
自分の身体なのに実感がない感じ。
多分もう楽屋返さなあかん時間なんやろう。
焦らせたら申し訳ないから、仕方なく立ち上がる。
視界がユラユラしてんのか、
俺の足元がユラユラしてんのか、
その両方か。
雲の上歩いてるみたいな独特の感覚に、
廊下も、ちょっと先を歩いてるマネの背中も
果てしなく遠く感じる。
伸びたり縮んだりする廊下に腹立ちながら歩いとったら、
一度姿が消えたマネが向こうから歩いてくる。
マ「 ほんとに大丈夫ですか？担ぎましょうか、」
肩に厚手のブランケットがかかる。
「 …大丈夫、歩いとるやん、」
マ「 いや、言っときますけどぜんっぜん進んでないですからね。
車暖房入れましたから、行きますよ」
ブランケットにぐるぐる包まれたあと、
脇に腕を通されて、さっきより早いペースで視界が動き出す。
マ「 病院行きます？いつものとこでいいですよね、？」
「 や、いい、ほんまにいい、」
マ「 いや、行った方がいいですって」
「 お願い、おれもう限界、かえりたい」
気がつけばマネの車の中で、必死に病院断っとった。
子どものように首を振って、「限界」と言葉にすれば、
その言葉に弱いマネがぐっと引き下がったのを感じた。
視界の端で、スマホが光る。
その次に、耳に聞き馴染みのある声。
黄『 しげ、仕事おわった？』
「 …じゅんた、」
黄『 え、お前大丈夫？今どこ？』
心配してそうな淳太の声。なんかちょっとおもろい。
「 …くるま、」
黄『 ん？車？マネの車？、送って貰ってるってこと？』
「 んー…」
だめや、口が動かへん。
俺は喋るのめんどいけど
淳太の声聞いときたかったんに、
なんかワーワー言うたあと、切られてしまった。
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こゆず(プロフ) - みきさん» 大変お待たせしてしまいましたが…（ ; ; ）いつもいつもありがとうございます♡ (2022年12月5日 1時) (
レス) id: 8fd4da91ac (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 大切に読ませていただきましたー！ありがとうございました（ ; ; ） (2022年11月20日 23時) (レス) @page41 id: e344ea4f1b (このIDを非表示/違反報告)
こゆず(プロフ) - みきさん» お待たせしていて、そしてポツポツ更新ですみません（ ; ; ）どうぞお楽しみください…！ (2022年11月13日 12時) (レス) id: 8fd4da91ac (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - わー！！リクエスト回が始まっている、、ありがとうございます！大切に読ませていただきます！！！ (2022年11月8日 17時) (レス) id: e344ea4f1b (このIDを非表示/違反報告)
こゆず(プロフ) - 朝焼けさん» リクエストありがとうございました！応えるの最後になってしまい、お待たせしたことと思いますが、楽しんでいただけたようで嬉しいです❤︎温かいお言葉もありがとうございます。これからもよろしくお願い致します…！ (2022年8月26日 22時) (レス) id: 8fd4da91ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆ | 作成日時：2022年8月15日 0時
