rainbow box ！ 7th

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淳太









重岡「 淳太ぁ〜」



中間「 なんやお前、おったんか」



重岡「 は！？聞いた？はまちゃん〜！」



中間「 存在薄いねん、今日」









今日は兄組で雑誌の仕事。



何故かしげも一緒なんやけど、

お兄ちゃんたちに囲まれてるわりに、まじで存在薄い。


俺も自分でお兄ちゃんとか言うけど。







重岡「 それにしても、今日から俺も兄組の仲間入りや〜」



濱田「 アホの仲間入りな」



中間「 それ自分で言うのがアホやねん」





ケラケラ笑うてるけど、
一番下やからかなんか甘い雰囲気のしげ。




まぁ静かに越したことはないんやけど、なんか違和感。









俺がじとーっと見つめてるのが気に入らんかったんか、





重岡「 淳太喉乾いた！」




思いっきり話そらして、そっぽ向いた。







中間「 手ぇかかるやつやな、ほれ」



なんだかんだ優しすぎる俺は、
いつもしげが飲んでるブラックコーヒーをついでやった。



のに、こいつはまた微妙な顔。







重岡「 …はまちゃんにあげるわ 」



濱田「 は？俺が貰うん？」



中間「 いらんのかい、ダルいやつやわ」



重岡「 ちゃうねん、カフェラテがええ 」





最初はただのだる絡みかと思ったけど、
顔見たら、ほんまにただブラックやないのが良かっただけっぽい。




砂糖も多めにして 、なんてつけ加えるもんやから、




人を使うのも大概にせえよ、

なんていう文句はどこかに引っ込んで。






多分俺やって変な顔してカフェラテ淹れてたんやろう。






重岡「 甘ないと、美味しないやん」




何言うてるん、当たり前やんとでも言いたげに、

しげは俺に弁明をした。









桐山「 いつもブラックやん、珍しい」



重岡「 なんかなぁ、最近癖になんの、甘ったるいのが。

その方がほっとすんねん」



濱田「 へぇ、しげはほっとしたいんや」





甘い方がほっとする、なんてらしくないこと言うしげの声は、

ジュニア時代を彷彿とさせるように甘ったるい。




俺が入れたラテをゆっくり息をふきかけて冷ます姿も、
なんや幼く思えてきた。





なんやろ、このちょっとした違和感。




回りくどい言い方をしたのか、ただほんまにそれだけなのか。

気になるやんけ。

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