番外編〜岩ちゃん〜 ページ11
剛典side.
啓太の家からの帰り道…
剛典「一件落着っすね…。」
登坂「なーに?嬉しくなさそうじゃん?」
剛典「いや…そんな事ないっすよ。」
登坂「ふーん。」
そりゃ平和が一番だけど…
これで確実にAちゃんは啓太のものか…
登坂「岩ちゃんさ、結構Aの事本気だったんじゃない?」
剛典「なっ!そんなわけないじゃないっすか!」
登坂「そんなに否定しなくてもいいじゃん!?笑」
剛典「いやっ、だって…。」
登坂「だって?」
剛典「あーもう!臣さんには敵わないなっ!好き…だったと思います、Aちゃんのこと。」
登坂「好きになる一歩手前ってことか。」
剛典「たぶん…。」
登坂「そういう気持ちの時が一番ワクワクしない?」
剛典「そうなんすよね!なんか確実に好きだって分かっちゃうと嫉妬とか独占欲とか出てきちゃって…うまく立ち回らなくなるっていうか…。」
登坂「そうそう。すっげー分かるよ。」
剛典「これで良かったんすかね?」
登坂「まぁー、岩ちゃんには申し訳ないけど、Aにとって啓太は相当特別だから…その気持ち気付かなくてよかったと思うよ。」
剛典「ですよねー。はぁー、彼女ほーしーなー!」
登坂「今夜飲み行くかっ!」
剛典「お願いしますっ!」
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作者名:yuzu. | 作成日時:2020年4月12日 0時