ふわふわ *** ページ8
崇裕
フラフラなしげを支えてリビングのソファに連れてった。
トイレの前で倒れてたってことはたぶんいくらか吐いたんやろうな。
少し水分とってほしかったけど、
ほとんど飲めなかったから無理にとはせえへんかった。
重岡「 はまちゃん 、ごめ、帰ってもええよ?」
気持ち悪そうにブランケットにくるまりながら、小さい声で言う。
あんなに頑なに誘ったくせに、
こういうことになると途端にそうやねんな、しげは。笑
濱田「んー?そんなこと言わんでおらせてや。笑」
重岡「 …ん 、ありがとう 」
うとうとしてたしげやけど 、
また少しして起きてしまって。
重岡「 はまちゃん… 、 はまちゃん、 おる?」
うつ伏せで顔を枕に埋めたまま。
濱田「おるよ、どーした?」
手を握ってやると、ちょっとだけ握り返してきた 。
重岡「 …目眩 、きつい」
濱田「ぐるぐるする?」
重岡「 んんぅ ……きもちわるい 、」
その体勢から動けへんみたい。
濱田「 ちょっと濡れるで 、熱いかも」
ホットタオルを作って、仰向けにして目の上にのせてやると、
さっきまで唸ってたのがピッタリやんだ。
重岡「 、ねちゃいそう … 」
濱田「 うん?寝れたほうがええよ。笑」
言ってること若干ちんぷんかんぷんやけど、
そうこうしてたらやっと
気持ち良さそうに寝息が聞こえてきて。
よかった。
昨日の夜から少し怪しかったし、相当疲れてそうやったから。
体調崩しそうやなって思ってたからあんま驚きはせんかったけど 、
それでも廊下で倒れてるしげみたときは心臓止まりかけたわ 。
濱田「 よし、」
がんばってるセンターのために、はまちゃん一肌脱ぎまっせ。
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作者名:こゆ | 作成日時:2018年3月20日 8時