実は、妹がいました。2 (ページ6)

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濱田Side ページ6

俺らは、シゲから（人1）ちゃんが

病気で苦しんでる話を妹がいたと知ったときから聞いたことがある。

小さい頃からずっと病弱で今でも入退院を繰り返して。

好きなことがしたくても出来ひんくて。

俺なら耐えられへん、そんな中淳太と付き合えてほんま良かったなって思っとったのに

こんなことになって。俺はホンマにれいかっていうあの女が憎たらしくて。

苦労も知らくせに、傷つけて。

それなのに（人1）ちゃんは

かれん「わたし、人が嫌ってことしたかない。」

って、真っ直ぐな心で、俺驚いたんや。

俺なら絶対仕返ししてやりたいねん。

（人1）ちゃんは優しすぎるんよ。

淳太も驚いているようだった。

崇裕「（人1）ちゃんがそれでええなら、ええんやない？」

って、賛同したんや。

そしたらみんなが振り向いた。

シゲ「濱ちゃんが、同意すると思わんかった」

崇裕「まぁ、、俺やったら仕返しするねんけど、（人1）ちゃんの心が純粋やからそれを汚したかなかったんや。」

（人1）「崇裕くん、わたしは純粋とかじゃないよ…ただ、わたしはしたくない、されたくないだけ。」

崇裕「…（人1）ちゃん、、」

淳太「それでええんやない？人それぞれや。」

シゲ「そか。」

みんな納得したようで、シゲは（人1）の頭をなでた。

ー…ﾎﾟﾝﾎﾟﾝｯ

シゲ「俺の自慢の妹や。」

（人1）「ありがと、兄ちゃん。」

こういう兄妹ならほんまええなって

心から思えた。