ツンデレだったアイツがデレデレになった件について Part ３ 【水色】

ペース ページ31

ころんside




こ「う”ぅ”…」




目を覚ますと、寝室のベッドにいた




僕、倒れたんじゃなかったっけ




『すぅ…すぅ…』




さ「こ…ろ、…」




横でそんな声がした




こ「A、さとみくんも…」




なんだか起こすのは悪いな…




さ「っ…ん…んん…」




こ「あ、さとみくんおはよ」




さ「ころん！体調はどうだ！？めまいとかないか！？」Σ(ﾟдﾟlll)




さとみくんが焦ってる…




こんなに過去１焦るさとみくん初めて見たかも




こ「ん、今はめまいはない。頭痛がある。あと、少し気持ち悪さがあるだけ」




さ「そうか。あ、A…A起きて。ころんが起きたぞ」




さとみくんがAの身体を揺さぶると、寝起き特有の声が聞こえる




『んぁ…さと、どし、たの…』




呂律回ってないじゃん可愛いなぁ…(*´-`)




風邪を引いているというのに、僕の脳はボーッとしすぎているわけではないようだ




僕、末期かな




『ころんくんおはよ！体調どう？』




さとみくんと同じ質問をされ、さっきと同じことを答えた




『あ、お粥作ったよ。体調が優れなかったら残していいからね。ころんくんのペースで食べて』(*´꒳`*)




さ「少しでも食べて薬飲もうな」




こ「はーい」

— — — — —

スプーンでお粥を掬(すく)って口に運ぶ




味は薄いけど、とても安心する味だった




気持ち悪さはあっても、これなら食べられるかなって思った




そして僕はあっという間に平らげてしまった




こ「ありがとう。美味しかった」




僕が言うと、Aがふわっと微笑んだ




そして薬を飲んでから眠りについた

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