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朝起きて前日の記憶がないことに焦る。
昨日神宮寺さんと飲んで、
ええと、、、、
んー、思い出せない。
あ、そうだ。
神宮寺さんが家まで送ってくれて、
それから、
じん「あ、起きた?」
「うわあ!!!!!!え!?」
じん「そんなびっくりしなくても。」
「いや、びっくりしますよ!!
送ってもらってから記憶なくて、、、
私なにも変なことしてませんか!?」
じん「いや、いいもん見れたよ」
「いいもんって!?」
まあまあと適当に流されて、
じん「とりあえずごはん食べよ?」
なんて言ってくるのを見て、
神宮寺さんてモテるんだろうな〜と思った。
だって人としても、上司としても、
すっごく素敵だもん。
「神宮寺さんてモテるでしょ。」
じん「どうだろうな〜。ま、ほどほどかな。」
「ってそうじゃなくて!!
昨日のことを教えてください!!!」
じん「いや、なんもないよ。」
「えっ」
じん「いや、そりゃそうでしょ。
付き添ってるうちに気づいたら
俺も寝ちゃってて。それだけ。」
「そっか〜!よかった〜!!」
じん「でも、あんま隙があるのもどうかと思うよ。
月曜日から新しい人来るし、
そしたら歓迎会あるだろうし。」
あれ、なんか真面目な話に、、、?
じん「ぼくは心配です。」
「すみません。」
じん「わかればよろしい。
頭痛くなったりしてないの?
今日はゆっくりしてろよ。
じゃあ、帰るから。なにかあったら連絡して。」
「こちらこそありがとうございました。
お疲れ様です。」
帰っていく後ろ姿を見て
神宮寺さんが彼氏だったら、
すごく大切にしてくれるんだろうな。
なんて思ったり。
まあ私みたいなのじゃ
釣り合わないけど。
そういえば、
月曜日から新しい人来るって言ってたな。
どんな人だろう。
でも、とにかく
「負けないぞ〜!!」
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作者名:ゆず | 作成日時:2020年10月24日 12時