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あれから2週間がすぎ、
やっぱりあのイケメンとは会えないまま。
「お礼、言いたかったなあ」
じん「どうした？」
「あ！お疲れ様です！
大したことじゃないので、大丈夫です！」
いけないいけない。
集中しないと。
新しく入ってくる人は相当できるらしい。
他の会社でも名前を知っているくらい、
営業成績がよく、
切れ物なんだとか。
でも社歴では私の方が上なんだから、
負けたくない。
私は決して頭の回転が速い方じゃないから、
かなり不安だけど。
教えてくれた神宮寺さんのためにも。
じん「Aさ、このあと空いてる？」
「はい、空いてますよ。」
じん「じゃあ、最後に飲みにでも行こうか！」
最後なんて寂しいな、、、
思えばいろんなことがあった。
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「、、、だからぁ〜
神宮寺さんは私に甘すぎるんですよ〜」
じん「あれ、Aってお酒弱かったっけ？」
飲みに来てすぐ、
新しく入ってくる人のことや、
入社した頃の私の話などしてたら
だんだん寂しくなってきて。
いや〜お酒がすすむ、すすむ。
その結果がこれ。
うーん、頭ぐわんぐわんする。
じん「Aちょっとお水飲もうか。」
「んー。」
じん「あ〜俺ほんと心配。」
そんな心配されなくても、
大丈夫です。
神宮寺さんが育ててくれたんだもん。
「大丈夫です、、、
きちんと成績で恩返し、、しますから、、」
そこからの記憶はない。
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作者名：ゆず | 作成日時：2020年10月24日 12時
