特等席 (ページ1)

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斜め後ろは私の特等席。

今日も見ていることを気づかれないように

こっそり見る。

なんて綺麗な横顔だろう。

それにしても眠いなあ～

先生「おーい、そこの3人起きてるか～」

私の前の席の男の子と、横の席の男の子は

いつも寝ている。

そんな2人につられてか、昨日頑張って勉強してしまったせいか、珍しくうとうとしていた私。

先生の声がだんだん近くなってくるな～

と思ったのも束の間。

バシッ

頭になにか刺激が。

「いった～、、、」

先生「俺の授業は聞いてたか？」

「い、いやあ、、、すみません」

先生「放課後、職員室まで来るように！！！」

「でも、眠くなる授業してる先生も悪い、、、」

先生「何かいいましたか」

「いえ、なにも！！！！」

先生「よろしい、では職員室にて待つ！！！」

なんで私だけなんだよ～と寝ぼけながら思っていたら隣から、

高橋「間が悪いね～笑」

と、ニヤニヤしながら隣の席の子が言ってきた。

起きたんなら、私のこと起こしてよ～と私が言うと、

だって寝てるの珍しいから、寝顔もっと見ていたくて

なんて言うからため息しか出てこない。