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ドンドンドン!と大きな音で頻りに楽屋の扉を叩く音が聞こえた。


その衝撃でシゲちゃんは私から口を離す。
やっと息苦しさから解放され、すぐ外にいる彼に聞こえぬよう静かに息を整える。



「っァ………ハァ…」

「…ッせーなアイツ」



この忙しない声は…言わずもがなだいたい検討がつく。

増田さんと会った時とは別の意味で心臓がドキリと跳ねた。
彼もメンバーの一員だし、居るのは当然だ。



「あれ、なんで鍵しまってんの?」



そんな声の主はこちらの気も知らずにドアノブをガチャガチャと鳴らす。
開かないことを確認した彼は、煽るように再度扉を叩きだした。



「シゲ〜彼女来てんでしょ!増田さんが言ってたよ!かわいい女の子がいたって!」



増田さんという単語にまたも反応してしまう私。
そしてその………可愛い!?


思わず俯いていた顔を上げると、シゲちゃんと目が合う。



「……何その顔」

「ぅえ?なんか…変な顔してる?」

「違ぇよ。」



するとシゲちゃんは私の腕を引っ張り半ば無理やり立たせ、はだけた私の服を直した後、耳元でこう囁いた。




「家帰ったら覚えてろよ」





少し冷たい彼のトーンに、思わず下半身がキュンと疼く。



「なんで怒ってるの?」

「るせ。…まっすーに褒められてそんな可愛い顔すんなよ」



小さく呟いたその言葉は私の耳には届かなかった。

金髪について→←〇 ※ぬるいけど一応注意



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- こんばんは(*^^*) はじめまして。 夜遅くにいきなりすみません...。 物語一気に読んじゃいました。 彼女さんとお付き合いすることになったきっかけの所読んでいてめちゃくちゃ笑ってしまいました(笑) 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2018年7月24日 3時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - キャラメルらてさん» ありがとうございます!完全に作者の自己満足ですが、これからもよろしくお願いします<(_ _*)> (2017年11月12日 20時) (レス) id: 59c787674e (このIDを非表示/違反報告)
キャラメルらて - すごい面白いです!読みながらにまにましております(笑) (2017年11月12日 14時) (レス) id: 97c1c171bd (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - シゲのミホさん» コメントありがとうございます!リアルな感じ目指して頑張ります\(^o^)/ (2017年10月13日 1時) (レス) id: 59c787674e (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - みさみささん» はじめまして!ありがとうございます!頑張ります! (2017年10月13日 1時) (レス) id: 59c787674e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハルカ | 作成日時:2017年9月16日 21時

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