我らの最終兵器女忍者４ (ページ48)

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# 僕にはないんですかページ48

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side / fukada

いつもよりちょっと、いやかなり早くレッスンに向かえば沢山並んでる椅子に横たわって爆睡してるAちゃん。

部屋には振付師さんもいないし他のメンバーもいない。

寝てるAちゃんを自分の方に抱き寄せて足の下に手を入れて持ち上げる。

そのまま近くのソファーの方におろして自分が着てた上着をかけると目を擦ってポカーンっとしてるAちゃんと目が合う。

深「Aちゃんおはようございます」

『.....おはよう？』

深「Aちゃん顔に跡ついてる笑」

『ほんとだ...てか運んでくれたの？ありがと』

深「大丈夫っすよ」

目を擦りながら体を起こしたAちゃんの隣に俺も座る。

いつもAちゃんの近くにいる湧くんとウッチーくんが羨ましい。

ウッチーくんなんて抱きつきたい時にAちゃんに抱きついてさ

沢山甘えて全部の感情Aちゃんにさらけだしてる。

何だかんだAちゃんって湧くんを一番信用してるって感じがする。

今日ぐらいちょっとはいいよね？

深「Aちゃん」

『ん？』

深「やっと卒業できましたよ俺」

『そうじゃん！おめでとう！』

一瞬、忘れてたのかなんて思ったけど

俺のためだけにみせてくれるその笑顔が可愛くてそんな感情は全部消えた。

『出会った時から更にかっこよくなったね笑』

深「照れますわ笑」

『照れてないじゃん笑』

深「照れてますから！」

『なら良かったです笑』

深「....抱きしめていいですか」

『....ん？』

深「やっぱなしで今の！笑」

『私で良ければいいよ笑私でいいの逆に』

深「ウッチーくんが羨ましいです。僕は」

『そうだったんだ笑』

いいよって笑うAちゃんに座ったまま抱きつけば

深田力が強い！って言うAちゃんの言葉は流して更にぎゅっと抱きつく。

あぁ、落ち着くな。ウッチーくんいつもこんな感じなんだ。

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