我らの最終兵器女忍者４ (ページ33)

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# 坊主禁止令ページ33

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side / waku

『ねぇ、坊主はいや』

湧「分かったって」

『坊主にしたら怒るからね』

最近俺が雑誌とかで坊主にしてみたいって言ったせいか

ほんとにやめてってガチで説得してくるA。

でもちょっと拗ねてるAが可愛いから自然と口角が上がってくる。

湧「くすぐってぇーよ笑」

『湧ちゃん髪の毛サラサラだもん。』

湧「わかったって笑」

いつもなら抱きついてこないAも今日はデレ日なのかただ単に俺に坊主にして欲しくないのか

後者だろうけど、笑

ベッタリとくっついてくる。

そのせいで俺の背中には柔らかい感触。

すいません。ちょっとニヤけました。

湧「お前、大きくなったな」

『.....ちょ！変なこと言わないでよ』

湧「顔真っ赤笑」

『うるさい....』

めちゃくちゃ可愛いでしょ？ずるくね。普通に

湧「身長伸びてないのに」

『湧も小さいけどね』

湧「うるせっ」

『女の子は小さくても可愛いから大丈夫なんですよ湧さん』

たまたまテレビに出てたモデルさんがめちゃくちゃスタイルが良くて

俺なんかよりも全然身長高いの。

そのモデルさんみてこの人みたいになりたい！って言ってたAも数年たった今じゃ逆に小さい方がいいって開き直ってる。

『とりあえず何がなんでも坊主はだめ湧似合わないからやめた方がいいよ』

お前結構言ってくれんじゃんっていえば

少し離れたところに座ってた黒ちゃんが笑いだした。

そりゃ笑うよな。

黒「Aはどんな坊主を想像してんの？」

『お寺さんみたいなツルツル』

そんな言葉にまたしても黒ちゃん爆笑。

湧「流石にそこまではしねぇよ」

黒「Aおしゃれ坊主的なの知らない？」

『何それ』

黒「こんな様なやつ」

黒ちゃんのスマホを覗いたAは

やっぱやだ、ダメだからね。

なんて言う。

俺が坊主にするのは当分先になりそうです。