# 第二ボタンの代わりに ページ45
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颯「A〜....」
『ねぇー、重い』
颯「いつもそれ言う」
『自分の体重考えなさい』
YouTube撮影で事務所に行けば私が部屋に入った途端後ろから飛び乗ってくるわんこ1匹。
わんこじゃないか、ねこ?ナマケモノ?
まぁ、そんなとこ。
やっぱり細いけど身長がある訳で体重だってそれなりにある。
そんな颯太くんが私に飛び乗ってきたら重いに決まってます。
なのに私からは離れずピタッと抱きついてくる颯太。
『颯太暑い』
颯「俺も〜」
『じゃあ離れて!』
颯「やだぁー....」
『どうした?なんかあった?』
颯「んーん、なんも無い」
私がソファーに座れば私の後ろにまわって完全にホールドされたお腹。
颯「俺ね大学合格したよ」
『...本当に?おめでと...笑』
颯「ふふっ笑 頑張ったでしょ」
『頑張ったよ。充分頑張った!』
颯「だからギューってしていい?」
『今してるじゃん』
颯「前から」
お腹にまわった腕を離すと私の体と向き合うように座ってぎゅっと抱きしめられた。
サラサラな颯太の髪の毛を撫でると満足な顔で私の肩に顔を擦りつけてくる。
颯「Aに一番に伝えたかったんだ」
『うん、ありがとう』
颯「だからさご褒美頂戴!」
『ご褒美?なにが欲しいの?』
颯太に問い掛ければ時間が欲しいなんて甘い言葉を言うから意外すぎて笑っちゃう。
颯「やっぱ俺向いてない!笑」
『可愛らしいよ笑』
颯「もういいのそれは!とにかく7日空けといて」
『7日ね。わかった』
黒「あじいいの?行かなくて」
安「今うっちー離れないでしょ笑」
黒「あじも大学受かったからご褒美って言えばデート行けるのに」
安「俺はいいの」
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作者名:あざらし | 作成日時:2021年1月5日 20時