Innocent blue (ページ8)

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Innocent 8 ページ8

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side / nao

『尚大くん冬休みは何するの？』

「部活です」

『それ以外の予定は？』

「ないです」

『尚大くん友達いないの？』

食堂で公開告白され数日

いつも通り食堂にいると先輩が走ってきてそんなことを真顔で聞いてくる

湧と平塚は不在。

隣にいる黒ちゃんは爆笑してる

「いや、いますけど」

『でも予定ないんだ。クリスマスの日は？』

「部活です」

『部活終わったらなんも予定ないんだね。じゃあ私とデートしよ？』

何のじゃあですか？って問いかけても先輩から返ってくる答えは

遊びたいからに決まってるじゃん！

いつも通りの直球な答えだった。

黒「いいじゃんクリスマスデート！」

『だよね！黒田くん！私にしてはいい考えだと思う！イルミネーション行きたいなぁ』

黒「うわぁ！青春っすね！」

『でしょでしょ』

まだ行くなんて一言も言ってないのに

2人は盛り上がってる

「行かないです」

『なんで！そんな行きたくない？』

「家に居たいので」

『冷たいな、尚大くん』

黒「じゃあ、俺行っちゃおっかな」

『黒田くん行く？』

黒「先輩とイルミネーション行きたいなぁ」

『行こいこ！』

黒「....おり？笑」

「なに？」

黒「何でちょっと嫌そうな顔してるの？」

「してないし」

『えぇ！尚大くん私が黒田くんとデート行くのに嫉妬してる？』

そんな質問にしてないと答えても可愛い！って叫んでる先輩。

俺の言葉は聞こえていないらしい。

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