Innocent blue (ページ23)

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Innocent 23 ページ23

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side / hiyama

出会いは中３の冬、

第1志望の学校の受験日。

『あの、、』

「はい？」

『受験票落としたよ。』

バスを降りた時後ろから声がして振り向けば

受験票を片手に笑ってる女の人がいた。

「あっ....すいません」

『もう落としちゃだめだよ笑大事なものなんだから』

「はい...」

そう返事をするとにこって笑って

「入試頑張ってね」そうひと言言って歩いて行った。

その時一目惚れをした。

自分の学力より少し下げて高校選びしたから

第1志望の高校には余裕で合格。

やっと4月になって名前も知らない先輩をこれから探そうなんて思ってて

時間はかかるけど....って思ってたのに意外とすぐ見つかった。

『君！かっこいいね。名前なんて言うの？』

「....」

入学式中。

大きな声が後ろから聞こえてきて

後ろを振り向けば立ち上がってる女の先輩。

ていうか俺のが一目惚れした人。

でもその言葉は俺に向けられた言葉じゃなくて他の人に向けられた言葉だった

『ちょ！痛い！湧！』

「お前入学式で何でかい声出してんだよ！」

「....Aも湧も声でかいよ」

そんなやり取りで周りにいた人が笑いだした。

その先輩はA先輩って言うらしい....

深「あの先輩じゃない？檜山くんが言ってた人」

「うん...」

深「へぇー、あんな感じの人なんだ笑」

それから先輩のことを目で追いかけるようになった。

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