Innocent blue (ページ22)

今日:10 hit、昨日:34 hit、合計:232,828 hit

Innocent 22 ページ22

.

屋上で尚大くんとたわいも無いはなしをしてたら気づけば授業が終わっているだろう時間になった。

やっぱり尚大くんって顔が綺麗だなぁって思いながら教室に入れば勢いよく謝ってきた湧。

『え、なに？』

湧「まじ俺のせいだよな。本当にごめん」

『.....は？』

平「Aが1年の女子に殴られかけたって黒ちゃんからメールきた」

いや、黒田くん仕事はやいな。

湧「まじ怪我とかしてない？」

『大丈夫だって！逆に湧にそんな心配されると気味悪い』

平「仕方ないよ織山に怒られたんだもん」

尚大くんそんな心配してくれたんだ....

嬉しいな...笑

『もう、大丈夫だって顔上げて？』

湧「今日の昼奢るから」

『じゃあカツ丼で！』

平「太るやつじゃん」

『いいの！』

湧が本気で落ち込むからびっくりした。

大丈夫なのに。

『湧もうちょっときつく振らないとまとわりついてくるよ』

平「みんながみんなAみたいに振らないから」

『それはそうだね』

その日のお昼ちゃんとカツ丼を奢ってもらった。

そのせいで尚大くんに少し引かれたのは言うまででもない。

.