第3話 ページ5
9と4分の3番線を出たホームではハリーがA達が出てくるのをダーズリー1家とゴーント1家と共に待っていた
しかし出てきたのは…
「…あれ?」
「ん?」
カートを持って壁から出てきたのはAではなくドラコだった
おかしい、Aは自分の後に行くと言っていた筈だ
「ドラコ、Aは?」
「は?」
ドラコはハリーの質問の意図が分からず思わず抜けた声を出してしまう
「ドラコ、Aはまだホームにいるの?」
「何言ってるんだ?Aならさっき出t……」
ハリーが何を言っているかわからず周りを見ると確かに、彼の言う通りAがいない
バッと壁を振り返るも出てきたのはルシウスでAはどこにもいない
「…?どうしたんだ」
「Aが出てきてないんです」
「何?」
ルシウスもドラコと同様に周りを見るがAはいない
そんな筈はと顔を真っ青にし今しがた出てきたばかりなのにもう一度壁の向こうへ戻る
慌てて戻りに行ったルシウスを見てAの父親であるアンソニー・ゴーントはドラコ達にどうしたのかと問いかける
ハリーもドラコも顔を見合せ何が起きてるか分からないといった表情でAが居ないことを伝える
「居ない…?君達と一緒じゃなかったのかい?」
「一緒でした。それで僕が先にホームを出て…」
「はい、ハリーが先に壁をぬけてからAもその後に続いて行ったんです」
「でも…出てきたのはドラコで、Aが壁から出てきてないんです」
「!?」
2人の言葉にサァッと血の気が引いたアンソニーは壁の中へ入ろうとするがそこへルシウスが酷く焦燥した様子で出てくる
「ルシウス……僕の娘は…?Aは何処にいるんだ!?」
「アンソニー………列車内もホームも隈無く探したが…Aは見つからなかった………考えたくもないが…もしかすると壁に組み込まれた魔法が何らかの誤作動を起こし……ここでは無い場所に出てしまった可能性がある」
「何だって…!?」
「父上!だとしたらAはどこに…!?」
沈痛な面持ちでゆっくり首を振るルシウス
「そんな!」
「……何としてでも探し出す…!」
「あぁ、まずはホグワーツに連絡しなければ…」
そして消えてしまったAの大捜索がこの夏休み中ずっと行われる事になる
しかしどれだけ探しても彼女を見つけることは出来ないだろう
何故って、彼女はここでは無い違う世界に行ってしまったのだから
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ななし(プロフ) - まじで続きが楽しみすぎる 洗濯機くっそ笑った 文字通り腹筋崩壊した( 'ω')ファァァァァァァァア!!!!!wwww (2023年4月20日 20時) (レス) @page43 id: fe2edfb663 (このIDを非表示/違反報告)
レン - さすがスリザリン、手段をとわない (2022年6月11日 9時) (レス) id: 8616f4c221 (このIDを非表示/違反報告)
華衣(プロフ) - さすがスリザリン (2022年5月26日 22時) (レス) @page25 id: 648bde2b57 (このIDを非表示/違反報告)
リゼ - ポケモンを最新してください!お願いします! (2022年2月10日 8時) (レス) id: 590b5b1374 (このIDを非表示/違反報告)
Fukumin 本家壊れた - 本当に面白い作品です!1日1回は確認して来てしまいます(( 陰ながらも応援させていただきます! (2022年1月23日 1時) (レス) id: e2abc69916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒梨 | 作成日時:2021年9月18日 21時