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柔らかい君 ページ5
「サンジ〜､甘いの食べたい！」
食堂に入ってきたのは､頬をかすかに染めたAちゃんだった。
いつも通りあいつらと遊んで動き回っていたのだろう。
「喜んで。」
俺はそう言うと、Aちゃんのお気に入り、プリンを作り始めた。
っていうより、Aちゃんの為にあらかじめ作っておき、冷蔵庫に常に置いてある。
「どうぞ、プリンです。」
Aちゃんが好みそうなパステルカラーの皿にのせ、テーブルに置く。
すると 彼女は、俺の好きな
あの笑顔を向けてくる訳で。
「ふふっ、ありがと！」
俺は、愛らしくてまっすぐなこの笑顔にやられたんだ。
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作者名：桃瀬わるつ | 作成日時：2017年2月9日 1時
