姫の歌声は永遠に…

OFF ページ13

樹



今日はOFF。

でも、

やっぱり美彩を起こすことから始まる。



まぁ嫌ではないけど……





そして、起こせば


美彩「あ！今日OFFじゃん！
　 かいちゃんとしょへもつれて
　 四人でお出かけー！」


樹「じゃあ、早く支度しないとな。」


美彩「うん。」




美彩「準備できたー！」


なぜか、言い出しっぺのやつが

支度が終わるの一番遅いけどまぁいいか。




海青「で、どこ行くの？」


翔平「タピオカ！」


樹「俺はいいよ。美彩は？」


翔平「うん。タピオカいこ。」





こんな感じのゆる〜いOFFを

すごす俺ら。




でも………


美彩「ゴメンっだれか、、
　 薬とってくれない？」


翔平「はいっ。」


美彩「あり、がと。」





どんなに調子が良くても

いつ美彩が発作を起こすかわからない。




だから、俺たちは約束したんだ。

親友として、美彩を守るって。





でもまぁ…

親友っていうのに

なんとなくモヤモヤするのが現状。





最近は、俺達だけじゃなくて

北人さんとか、他のメンバー、

あと先輩たちにまで可愛がられちゃってさ…




正直モヤモヤイライラする。





俺たちは出会ってかなりたつのに

なんでまだ出会って少しの人が

あんなに仲いいの?ってね。




それを以前翔平と海青に話したら

嫉妬だなって言われた。




嫉妬って……


好きな人にするもんでしょ？




違うと思うんだけど…。




まぁ…そこはとりあえずおいといて、

とにかく俺は美彩のそばにいるって決めた。








でも、このときの俺は

美彩がこれからもっと苦しくなるのを

知らなかった。

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