Beloved girl (ページ38)

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episode37 　龍Side ページ38

龍Side

美彩「う、う………。(目を開ける)」

樹&翔平「美彩！！！」

美彩「いっちゃ…しょへ…み、んな？」

やっと。

美彩さんが倒れてから10日目に
やっと美彩さんが目覚めた。

翔平「美彩…よかった…。」

美彩「しょへ…ゴメン。」

樹「………。(泣)」

美彩「いっちゃん。泣かないでよ〜。」

樹「(泣)よかった。ほんとに良かった〜」

美彩さんは樹さんと翔平さんに
抱きしめられながら俺たちの方を向いた。

美彩「皆さん。迷惑かけて…
　本当にすみませんでした。」

ﾒﾝﾊﾞｰ「美彩…」

LIKIYA「美彩？謝ることなんてない。
　迷惑なんてかかってない。
　ただただ美彩が無事で
　良かったってみんな思ってるよ？」

美彩「LIKIYAさん…」

陣「LIKIYAさんの言う通りや。
　美彩が無事ってわかっただけで
　俺達は嬉しいし安心してるんだからな？」

美彩「陣さん…」

美彩「みなさん！ほんとに
　ありがとうございます(泣)」

ﾒﾝﾊﾞｰ「よかった」

翔平「あっ。美彩、
　晴海ちゃんのこと………

樹「っ！しょうへい！」

今、目覚めたばかりの
美彩さんにいうか？と言わんばかりの
表情で怒鳴った樹さん。

でも………

美彩「うん。………
　みんなにお願いがあるの。
　聞いてくれる？」

ﾒﾝﾊﾞｰ「うん？」

美彩「晴海が見つかったら…
　責めないで私のところに
　連れてきてほしいの。」

ﾒﾝﾊﾞｰ「え？」

樹「美彩…でも」

美彩「私も悪いの。勘違いさせたから。
　だから責めないで。」

樹「………。」

納得いかない樹さんを横目に翔平さんは…

翔平「わかった。とりあえず
　晴海ちゃんのこと探し出すね！」

美彩「ありがと。しょへ。」

樹「…………。」

翔平「いつ………『しょうへい』

美彩「私が話すから。
　みなさん樹と話をさせてください」

そう言うので樹さんを残して病室を出た俺達。

話の内容はわからないけど一つわかるのは

美彩さんは
とても愛されているってことだ。

目覚めてほんとに良かった。

　
　
　