Beloved girl

episode36　元親友Side ページ37

元親友Side




どうしよ…


やっちゃった。


震えていた手で地下倉庫の鍵をかけた。




今でもあの震えが残っている。



私もわからないんだ。

どうしてこうなったのか。



でも、私の嫉妬心からであるのは確かな事実。



だからこそ嫉妬からくる
言葉を並べて鍵をかけた。



わかってる………








最低だ。



でも、このまま捕まるのだけはイヤ。



私が悪いのなんてわかってるけど
それでも捕まりたくない。



逃げる。



見つかるまで逃げ続ける。






美彩と話したいことは山ほどある。

でも、今は逃げることしかできない。



今の私には、
美彩に合わせる顔もないしね。






でも捕まってしまったらそのときは
本当のことを話してほしい。



きっと美彩は悪くないんだよね。



私、あの時から薄々思ってたけど…

きっと私の勘違い。



私は、
美彩に会うつもりはないけど



これだけは…







美彩、ゴメンなさい。絶対死なないで……





こんなにもわがままで
自己中でクズな人間の親友にさせてゴメン。





そして、ありがとう。

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