Beloved girl (ページ29)

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episode28　RIKUSide ページ29

RIKUSide

RIKU「たっだいま〜！」

翔吾と保育士の体験撮影が終わって
帰ってきた。

多分俺らが一番最後かな？
って思ってたんだけど…………

RIKU「あれ？美彩ちゃんは？」

陣「今日OFFのはずなのにいないんだよ。」

美彩だけがいなかった。

でもやばくない？

OFFなのに夜の10時でいないって
絶対おかしいじゃん？

樹「電話してもでないし、
　 LINEの既読すら付きません…」

RIKU「それってやばくない！？」

翔平「どうしよう…」

LIKIYA「とにかくこの寮と
　隣の事務所を探してみよう！」

ﾒﾝﾊﾞｰ「はい！」

こうして大捜索が始まった。

拓馬「美彩さーん！」

龍「いたら返事してくださーい！」

翔吾「美彩ちゃーん」

やましょ「どこだー？」

樹「美彩ーーー！！！」

翔平「どこだよーーー？」

みんな必死に探している。

ただ一人だけボーッとしている人が………

RIKU「晴海ちゃん？」

晴海「っ。なんですか？」

RIKU「探してくれない？一緒に。」

晴海「っ。………わかりました。」

RIKU「あと見ていないのは………
　地下の倉庫か。ついてきてくれる？」

晴海「！？地下になんていないですよ」

RIKU「っそんなに大きい声出さなくても…」

晴海「…。すみません…」

とりあえずいないであろう地下には行かず、
別の場所を探し回って約一時間。

それでも見つからないので
さすがのメンバーも焦り始めていた。

翔平「ど、どうせ美彩のことだし
　スマホの充電でも切れてるんじゃん？」

樹「それはない。」

翔平「なんで？」

樹「出かけるときは必ず充電100％
　にするよう言ってあるから。」

翔平「じゃあ、もう一回電話かけてみれば？」

樹「うん。」

俺たちは樹が電話をかけるのを見守っていた。

その時だった。

♪〜〜〜〜〜〜

RIKU「これって…」

樹＆翔平「美彩の着信音！」

聞こえてきたのは地下。

ちょうど一階で電話をかけたから
小さい音ではあったけど聞こえた。

全員が地下へ急ぐ

ただ鍵がかかっていたので
管理人の人に鍵をもらいに行ったのだが…

管理人「鍵？ん〜ないね。
　誰かが持っていったみたいだ。」

鍵がないのなら………と言い
翔平と樹がドアをこわした。

そのドアの向こうにいたのは
倒れた美彩だった。