Beloved girl (ページ28)

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episode27　翔平Side ページ28

翔平Side

今日の仕事はBATTLE OF TOKYO
のインタビューだけだったから早く帰れた。

翔平「ただいまー。」

シーン………

あれ？

今日って美彩休みじゃなかったっけ？

予定表を確認しても

美彩:OFF

って書いてある。

どこかに出かけているのだろうか？

一人ではやることもないので
エゴサーチでもしようと思ったその時。

樹から電話が来た。

翔平「もしもし？どうした？藤原樹」

樹「フルネームやめろ。
それよりさ、晴海さん知らない？」

慎「僕らの撮影来るはずが来てないんですよ」

樹と慎の撮影に行くはずだったのか、でも……

翔平「晴海さんのことは
　朝しか見てないよ。今もいないし。」

慎「そうですか…」

樹「翔平。美彩は？」

翔平「それがいないんだよなぁ〜」

樹「え！？
今日は一日家にいるって言ってたのに…」

翔平「まぁそのうち帰ってくるでしょう」

樹「だな。」

翔平「じゃあきるな。」

ガチャ

長電話を終えると
誰かが帰ってきた。

晴海「っ！？しょう、へいさん
　早いですね…」

翔平「！？晴海さん？
　樹とまこっちゃんの撮影は？」

晴海「ちょっと別の用事があって…」

翔平「それって私用？」

晴海「ｺﾞｸﾝはい。」

翔平「樹とまこっちゃん困ってたよ？
　私用はしょうがないかもしれないけどさ
　電話の一本やLINEくらいは入れたら
　どうなの？」

晴海「はい…」

翔平「これからは気をつけて。」

晴海「はいっし、し、失礼します！」

晴海さんの様子は少しおかしいように
見えたけどそこまで気に留めなかった。

けど、このときまだ知らなかったんだ。

晴海さんの私用が………

ここに美彩がいないのと
関係していることを………

美彩…………

ゴメンな