弱いのに強いRMPG少女

目覚め ページ20

樹Side



美彩が入院してから３日。


今日、OFFだったのが俺と北人さん。


なので、俺たちは美彩が
入院している病院に見舞いに行くことにした。





手続きを終え、俺たちは
美彩の病室へと向かった。



俺たちは一応芸能人。
なので、病室は個室にしてもらったらしい。



病室に入ると

静かに眠る美彩がいた。



北人さんは、
美彩の方に行って手を握った。

そして…

「美彩…。みんな、
みんな待ってるんだよ？早く起きてよ…。」

そういった。




俺も、見ているだけなんてことはできず


北人さんが握っていない方の
美彩の手を強く、強く握った。




すると、


一瞬だけ、ホントに一瞬だけ


美彩が握り返してきた気がした。



俺は、北人さんと顔を見合わせた。

そして、すぐにナースコールをおした。


そして…

「北ちゃ…いっちゃ？」


美彩が目を覚ました。


北「そうだよ！美彩…っ、っよかった…」



泣きながら言う北人さんに
つられてうるっときちゃったジャーン。


樹「美彩…。っよかった…。ホントに…」


泣いてる俺らを心配したのか


美彩「北ちゃっ、いっちゃっ
　 なかっないっで…っ」

とかぼそい声で言う美彩。




こんなんだから、


みんなに愛されて、

大切にされるんだろうな

ってつくづく思った。



少しして、先生が来た。

先生からは

「今のと…。ゔん、今回の件で
特に悪いところは見つかりませんでした。
ただ、ストレスがたまると後々良くないので、一週間ほど入院していただこうと思います。」

とのことだった。



安心している俺らとは対象的に

少し不安そうな顔をしている美彩だけど…

気のせいかな？



とりあえず、
美彩が無事に目覚めてくれてよかった…




作者より

この辺の話し、
長くなっちゃってすみません。

あと、少しで終わるので
飽きずに見ていただきたいです。

これからもよろしくお願いします！

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