弱いのに強いRMPG少女

怪我 ページ36

翔平Side









美彩「しょへーぇ(泣)」


翔平「泣くなって!」


美彩「だってーぇ(泣)」




この度僕は美彩を泣かせてしまった。






遡ること一時間前。


翔「浦川翔平！今日もアクロバットやります」


皆「おぉー！」


俺はアクロバットの練習をしていたんだ。



事件が起こったのはその時だった。


美彩「あれー？誰もいない。」


皆「すごい！」


美彩「あっ皆いた！タタタッ」


瑠「やっぱり翔平すごぃあっ！美彩！」


美彩が走って来ているときには
俺はもう地面から足を離していた。


気づいた俺は
ぶつかりそうになった美彩をかばい…









着地に失敗した。




美彩が泣いているのは
俺が怪我をしてしまったからだ。




美彩「しょっへごめんっねっ(泣)」


翔「俺は大丈夫だって！
骨折もしてないしさ。だから気にするな！」


美彩「ホントっにっゴメンっね」


翔「うん。大丈夫だから。」





俺のかけれる言葉は
樹とかのように安心させられる言葉ではない。


でも、

美彩「ありがとっしょへ！(泣、笑)」


笑顔に戻った美彩が目の前にいて
不覚にも怪我をしてよかったと
思ってしまった自分がいた。









罰当たりか翔平の怪我が
治ったのは3週間後だったとさ。

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