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スマホに表示されていたのは【自宅】

『もしもし?何かあった?』
聞き耳を立てようとする悟君を手で払う

【あ、あの、忙しいのにすみません
その大したことではないんですけど…】

『うん、ゆっくりでいいよ』

【はい、えっと
さっき勉強していたら急に手が透け始めて
前にカナメさんが言っていたことだとは思うんですけど
その…少し怖くって】
あぁなるほど、前兆が出始めたのか

『そっか、分かった
すぐに帰るね』

【ごめんなさい】

『謝らないで、それじゃあちょっと待っててね』
そう言って電話を切る
4人にすごく見られている、なんで?

野薔薇】「カナメさん…もしや今のって…彼氏ですかー!?」
キャー!と盛り上がる野薔薇ちゃんに便乗する悠仁君
そんな2人に呆れている恵君

悟】「うっそ!そんなわけないよねカナメっ!
お父さん認めませんからねっ!」
私の肩を持ちゆする悟君、正直鬱陶しい…
べりッと引きはがし否定する

『そんな訳ないでしょ、勝手に話を進めないで』
もう、本当に困った生徒&先生たちだ

『とにかく、悟君が帰って来たことだから
私は家に帰らせてもらうね』
午後も頑張って、と生徒に向けて言う

野薔薇】「ぶー、また今度遊びに行きましょうねー!」

恵】「今日はありがとうございました」

悠仁】「また手合わせお願いしまーす!」
三者三様、返事が返ってきた
僕には何かないのー?と言う悟君にも頑張ってと言っておく
ひらひらと手を振ってその場を後にした


学長にも挨拶を済ませ、行き同様山羽さんに自宅へ送ってもらう
硝子さんにも会いたかったがあいにく留守だった、残念
自宅に着くと今日はお疲れ様でした、と言ってくれる山羽さんに感謝を伝え玄関に向かう
ロックを解除し玄関を開けると彦四郎君が飛び込んできた

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作者名:楓の姉 | 作成日時:2024年2月19日 14時

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