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『私は普段は基本仕事かな、【お化け退治】の仕事
休日の日は読書とかしてのんびり過ごしてるよ』
「お化け退治?」と首を傾げる彦四郎君
『そう、この世界には悪い【お化け】がいてよく悪さをするから
それを退治するのが私の仕事なの
一般の人には視えないから、ちょっと特殊なお仕事』
視えないものを信じるのは難しい
彦四郎君は信じてくれるかな、と彼を見る
彦四郎】「大変な仕事をしているんですね」
案外すんなり信じてくれた
『あの子もそうだったけど、私の事疑わないんだね』
彦四郎】「カナメさんがわざわざ嘘を言う理由がないですから
この世界のことが分からない僕に対して
適当にごまかすことはいくらでもできると思うので」
本当に子供なのかと思うほどしっかりしている
一般人に理解されない仕事のため、そう言ってもらえるのは嬉しい
『ありがとう
そういう君は普段は何をしてるの?』
彼の普段の生活も聞いてみる
彦四郎】「僕ですか?そうですね
朝はヘムヘムの鐘の音で目が覚めて、朝練、そこから授業
お昼は食堂でみんなでご飯を食べて、午後からまた授業です
授業後はたまに委員会があったり、頼まれごとを片づけたりですかね」
勉強内容は違えど、現代の子と生活はそこまで差異はないのかな
ヘムヘムが何か気になるけど
お互いのことを話しながらまたゆっくり勉強を始める
数馬君とは違った目線で話が聞けて楽しい
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作者名:楓の姉 | 作成日時:2024年2月19日 14時