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軽く彦四郎君と話しているとスマホの電話が鳴る
急に鳴ったので目の前の彼がビックリしてしまった

『ごめんね、後でこれ説明するから』
そう言って電話に出る

『もしもし』
【あもしもしー?カナメ?今ちょっといい?いいよね
実は明日発売される限定スイーツ買いに行かなきゃだから
明日の午前の授業お願い、じゃ】
『えちょ、』
プーップーッと電話が切れる
誰からの電話か確認してから出ればよかったと後悔する

彦四郎】「あの、大丈夫ですか?」
落ち込んでいる私を見て彦四郎君が声を掛けてくれる
優しい

『私はまぁ大丈夫なんだけど、明日家を空けなきゃいけなくなって』
明日も本当なら仕事の依頼もなく休みのはずだったのに
滅多にない連休のはずだったのに…

『彦四郎君にはお留守番してもらうことになるんだよね…
その、いいかな?』

彦四郎】「あぁなるほど、そういう事だったんですね
僕はここに置いてもらっている身なのでお気になさらず」
なんて言ってくれる良い子、良い子なんだろうけど
目が泳いでいる…
やっぱり不安だよね、だからといって連れていくわけにもいかない
あぁそうだ

『彦四郎君、ちょっといい?』

彦四郎】「?はい」



付いて来てもらったのは家にある玄関近くの固定電話があるところ
自分のスマホの電話番号を紙に書いて彼に見せる

『この紙に書いてある数字の順に、この機械の数字が書かれたボタンを押していってみて?』
あ、これは持ち上げてね?と受話器を指す

彦四郎】「えっと、こうですか?」
受話器を持ち上げ、ゆっくりとだけど言われた通りに固定電話のボタンを押していく彦四郎君
最後の数字を押し終わると私が持っていたスマホが鳴る
あ、またビックリさせちゃった

『じゃあ今持っているのを耳に当ててみて』

彦四郎】「わ、分かりました」
恐る恐る耳に受話器を当てる彼を見ながら
持っているスマホに向かってもしもし、と声を掛ける
目の前にいる私の口元と耳元の機械から同時に声が聞こえて驚いたのかこちらを見る彦四郎君

『これは電話っていってね、離れていてもお話ができる便利な機械なの』
スマホ同士ならビデオ通話もできるが私の1台しか持ってない、残念
スマホと受話器をお互い耳元に当てながら話す

彦四郎】「す、すごい…すごいです!」
少々興奮気味だ、可愛い

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作者名:楓の姉 | 作成日時:2024年2月19日 14時

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