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補助監督の山羽さんからだった
どうやら緊急の仕事が入ってしまったらしい
今すぐ出れますか、と拒否権はないであろう言葉
緊急だから仕方ない
分かりました、と短く返事をして電話を切る

『数馬君ごめん、仕事入っちゃった』

数馬】「そうなんですね、」

『帰ったらまた…いや、ちょっと待っててね』
と彼がこちらに来た時に着ていた寝巻を用意し
リビングの椅子の上に置く、もしかしたらに備えておいて損はないから
仕事に遅れるわけにはいかないし、急ぎなので話している時間もない
「カナメさん?」と私を呼ぶ彼に笑い掛ける

『帰りがいつになるか分からないの、だから気を遣わず寝ていいからね
それじゃあ』
靴を履き扉を開ける

数馬】「え、ぁはい、いってらっしゃい!」
急いで家を出ようとする私に慌てて言葉を掛ける彼、いってきますと手を振り返す


ありがとう数馬君

パタンっと扉が閉まった


三反田数馬視点
「カナメさん、仕事大変なんだな…」
電話の後、すぐに家を出た彼女
仕事内容は詳しく教えてもらってないため分からない
怪我したところは見たことないためあまり危険ではないのかもしれないが…
刀を扱っているところを見るに大変な仕事なんだろうな

寝ててもいい、と言われたがまだ眠たくないため1人の時間をのんびり過ごす
少し暇だな、なんて思いながらリビングの椅子に座り足をブラブラさせていると
ちょっとした違和感
足元を見ると透けていた、そして徐々にゆっくりと体が透けていく
あぁもしかして今日なのかと、だからカナメさんは服を用意して行ったのかと
最後に一緒に居れないのは残念だと思いながら服を着替える
直接感謝の言葉を言いたかったけどしかたない
貸してもらっていたノートとペンを机の上に置く
少し寂しい気持ちになり、着替えて後畳んだ服を胸元に抱える
もう1回ケーキ食べたかったなぁ、なんて
数日の間だったけど楽しかったな



カナメさん、此処においてくださりありがとうございました

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作者名:楓の姉 | 作成日時:2024年2月19日 14時

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