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『ただいま』
仕事が終わって帰宅、約束のお菓子・ケーキも買ってきた

数馬】「おかえりなさい」
数馬君がこちらに駆け寄ってくる
何か良い匂いが漂ってきた

『何か作ってくれたの?』

数馬】「はい、簡単なものですが…」

『そっか、ありがとうね』
晩御飯を作ってくれていた、本当にありがたい
思わず彼の頭を撫でる、撫でてから嫌がられてたらショックだなんて思った

手を洗ってケーキを冷蔵庫に入れ、料理が並べられているテーブルの前の椅子に座る
数馬君も対面に座り、なぜかもじもじしている

数馬】「時間がたってしまって少し冷めちゃってて、それに焦がしてしまった部分もあって…
おいしくなかったらすみません、無理して食べなくてもいいので!
あぁでも勝手に食材使っておいてこんなこというのも失礼ですよね!」
1人でわちゃわちゃしてる
何もそこまで気にしなくていいのに、あまりに必死なので笑ってしまう

『ふ、ふふぁはは!ふふ、、変な笑い声出ちゃった
そこまで気にしないで。本当に感謝してるんだから』
もう一度ありがとう伝えると、照れたのか恥ずかしかったのか頬をほんのり赤らめていた
朝のように2人でいただきますと食べ始める

『うん、美味しいよ』

数馬】「本当ですか?良かったぁ」

『そうだ、お菓子も買ってきたんだ。晩御飯が終わったら食べよっか』

数馬】「はい!」
初めの時とは違い笑顔の数馬君
少しは安心できている証拠なのかな、だったら嬉しい

『留守の間大丈夫だった?』

数馬】「特に何もなかったですよ、カナメさんはお仕事で怪我とかしてないですか?」

『大丈夫だよ、そっか保健委員だったもんね
今度怪我したら数馬君に頼もうかな?』

数馬】「はい!任せてください!」
胸を張る彼が可愛らしい



晩御飯も食べ終わったところで、冷蔵庫からケーキを取り出し準備をする

『ケーキ、どっちがいい?』
箱から取り出したケーキは2種類、ショートケーキとチョコケーキ

数馬】「その、僕ケーキをあまり知らないので先に選んでもらってもいいですか?」
あぁそっか、そうだよね
それなら

『はい、あーん』

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作者名:楓の姉 | 作成日時:2024年2月19日 14時

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