体育の時間。4 ページ36
はぁっ…………もう…………散々な一日だ………はぁぁ。
保健室にうまく逃げ込み、暴力沙汰に巻き込まれた二人の手当てをすることにした。
でも、バレた焦燥感と本気のダッシュで、大分疲れた。
「はぁっ、神崎。前原大丈夫か?」
「「ええ、なんとか／おう」」
まず早く冷やした方がいい神崎から。
頬はいまだに赤く、痛そうだ。
どれだけ力が強いんだ、あのデブ岡←
「首筋は?腫れていないか?」
「大丈夫よ。…………でも驚いたわ。まさか本田さんがシロガネだなんて」
うぐ。
少しうつむきながら治療を進める。
「どうせ信じちゃもらえない。余計怖い存在になっただけよ」
そうして、いつしか離れていくのだ。
みんな…………………気味悪がって恐れて。
いままでもそうだった。
その言葉に神妙な面持ちをしていた神崎さんは、私を見て笑いかけてくれた。
「私自身そういうの憧れるわ。すごいと思うし自分のやりたいことがあるっていいと思うよ」
「……………そっか。あと治療簡単だけどできたよ。氷のうで冷やしておいて」
ありがとう、と微笑んでくれた。
神崎はそのまま保健室から出ていく。
「前原は?ほら、腹見せてみろ」
「へ?」
「ぼけっとするな。ほら」
前原が体操服を少しだけめくる。
若干青くなっているが、問題なさそうだ。
にしても、腹筋すごい。
ばっきばきだなぁ、そう言えばサッカー部だっけ。
つんつん。
おお固い。
つんつんつんつんつん←
「A、くすぐったい」
「ハッ、すまない。つい触りたくなって」←
湿布を貼ったり軟膏を塗ったりしていると、
「結局バレちまったな。シロガネ」
「ああ………………もう手遅れだ。しょうがない。近いうちに作戦実行して、ここを去るつもりだ」
「えぇ!?」
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 129人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆっきん(プロフ) - 40000hitありがとうございます!ものすごく嬉しいです。 (2016年3月4日 21時) (
レス) id: 5ec01b8661 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきん(プロフ) - ユーリさん» 超ヤバイ。マジヤバイ。私もユーリさんと共にキュン死してしまいます。 (2016年1月31日 20時) (レス) id: 6940a02375 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ(プロフ) - 前原やばいですよね！！！イケメン過ぎてキュン死にしてしまいそう・・・・ (2016年1月31日 20時) (レス) id: 324f510501 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきん(プロフ) - 20,000hit………………!!ありがたいです。評価をこれからもよろしくお願い致します。 (2016年1月27日 19時) (レス) id: 6940a02375 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきん(プロフ) - 抹雨喇らいとさん» ありがとうございます。これ小六でやった『ツルツルの恩返し』っていう劇が題材になってます。また機会があればこういうのやりたいですな☆ (2016年1月22日 15時) (レス) id: 6940a02375 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キング | 作成日時：2016年1月4日 11時
