誰よりも輝いて (ページ30)

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みんなの練習中は特にやる事がない。本当にやる事がない。
上の人たちは会議とか色々してるけどしたっぱの私は何か問題が起きたりしない限り、ほぼ廊下で待機するのみ。

ちょいちょい休憩にくる練習生の子達と喋ったりして拘束時間を終えた。

残って練習する子達は名簿に名前を書かなくてはいけなくて、そろそろみんなが来る頃だ。

A 「残って練習する方は使用練習室と名前をここに書いてくださいね〜」

ジェイ「Aさん！」

A 「ジェイくん！残るの？」

ジェイ「はい！ケイタが練習付き合ってくれるから、2人ともA室でやります。」

ケイタ「Gのオールスターはみんな残るよ。維持がかかってるからね。」

ハルト「絶対みんなでデビューするんだ！！」

A 「気合い入ってるね〜！じゃあみんなまとめて書いとくね！デビュー目指して頑張ってね！」

ジャンハオ「ありがとう。そうだ、これAに一個あげる。」

そう言って渡されたのは絵文字のヘアピン

A 「え、なんで私に？」

ジャンハオ「みんなで頑張ろうって付けてんの、笑
Aも一緒にって事で、付けといて？応援してくれるでしょ？」

クァンルイ「Aちゃんもお揃い！可愛いでしょ？」

A 「わかった！！ありがとう！」.

よく見るとみんな服や髪にヘアピンが付いてた、ローテーションで入れ替えてるらしく、ここだけの話悪編対策らしい。笑
みんな頭いいな〜なんて思いながら私も名札の紐にヘアピンを付けた。

流石に練習最後の日だからか残って練習する子が多い。

Kグループの子たちは階が違うから誰が残るかわからないけど、ユジンも残ってるかもしれないし、後で行ってみよう。

残って練習する子達に追加の飲み物と練習室の鍵を渡す。

マシュー「ヌナ〜」

A 「マシューくんどうしたの？」

マシュー「ハンビンヒョンに練習見てもらいたいんだけどKグループのところ行ってきてもいいかな？」

A 「大丈夫だよ！そのままそこで練習してても大丈夫だし、あ、帰る時は一回ここ来てね？」

マシュー「わかった！ありがとう！
あ、そうだヌナ、僕のことはメテュって呼んでよ」

A 「メテュ？わかった笑頑張ってね！」

マシュー「ふふ、ありがとう〜」

そう言ってニコニコした顔で上の階へと向かっていった。

あ、ユジンに後で行くって伝えて貰えばよかったな。