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ユジン 「ヌナちょっとだけこのままいて、」
A 「いくら人が来ないからってこれは、、」
ユジンくんに引き戻されたかと思うと、今度は抱きしめられていた。
まだ熱があるのか?_____いや、もうそんなに体は熱くない、むしろ熱いのは私の体の方。
ユジン 「こうすれば頑張れるから、ちゃんとヌナの言う事も聞いて休むから、このまま少しぎゅってさせて。」
そんな事を言うユジンくんがとても愛おしく思えて、いいのかなと思いつつ恐る恐る私も抱きしめ返した。
ユジン 「ヌナ...、....き。」
A 「ん?なんか言った?」
ユジン 「なんでもない!体楽になったから僕もう練習戻るよ。ヌナありがとう。」
A 「あ、うん、頑張ってね。でも無理はしない事!約束ね?」
そう言って小指をユジンくんの方へと突き出す。
ユジン 「わかった、約束。でもヌナもあの約束ちゃんと守ってね?」
A 「うん、それも約束ね。」
ゆびきりげんまん、と小指を絡める。
ユジン 「ヌナ本当にありがとう!」
A 「どういたしまして〜!お大事にね!」
すっかり元気そうになったユジンくんを練習室へと見送る。
ゆびきりげんまんなんていつぶりにしたんだろう、懐かしいな笑
A 「あ、れ....?ユジンくん....」
急に頭をすごい痛みが襲い、思わず立っていられなくなりしゃがみ込んでしまった。
A 「ユジンくん...」
公園で小さい男の子とゆびきりをしている様子が頭の中に浮かんでくる、でもその子の顔がぼんやりとしていて...
A 「あ!.......」
だんだんとはっきりしてくるその子の顔。
その子はまさにユジンくんだった_______。
どこかで会ったことある気がするって、この子だったんだ。
私、事故に遭って今までユジンのこと忘れてたんだ。
ユジンもしかしてあれからずっと私のこと探してたんじゃ....
居ても立っても居られなくなり、練習室への向かったユジンのところへ走った。
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ぶり照り(プロフ) - さぎりさん» 嬉しいです‼︎亀更新すぎて申し訳ないです( ; ; ) (4月28日 22時) (レス) id: 615b5885ef (このIDを非表示/違反報告)
さぎり(プロフ) - 大好きなお話です❤︎続き待ってます! (12月24日 11時) (レス) @page40 id: 1e7facddf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶり照り | 作成日時:2023年5月7日 8時